ΓΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ-購書&購盤日記-

本やCDを買う日々の記録です。ツイッター:http://twitter.com/sr_azev

《読書》小林哲夫『東大合格高校盛衰史-60年間のランキングを分析する-』光文社新書

2010-02-28 09:18:20 | 読書
●〔100〕小林哲夫『東大合格高校盛衰史-60年間のランキングを分析する-』光文社新書 2009(2009.10.20読了)〈2009099〉

○内容紹介
毎年の合格者数ランキング上位約100校を調べ上げ、一挙掲載。テーマ別にさまざまなランキング表を作成。マル秘エピソードが、もりだくさん。―本書は、これらの独自データをもとに新旧の名門高校を分析し、真の実力を評価します。伸びる理由、低迷する理由が、いま明らかに。

 労作です。面白く興味深く読むことができました。
 1950年代には工業高校から結構合格者を出していることを知り、驚きました。
 各県の県立高校の盛衰を見ると、同じようなパターンがありました。

※画像は東大の赤門。

《購盤》 2009.10.19 HMV渋谷

2010-02-27 05:05:13 | 購盤
HMV渋谷
仕事で東京へ行く機会があったので、立ち寄りました。

◎七重奏曲、六重奏曲
 ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調 作品20、六重奏曲作品81b
  ウィーン室内合奏団
デンオン COCO-70524 ¥1,050

◎Septet / Horn Quintet: Berliner Solisten
 ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調 作品20
 モーツァルト:ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407
  ベルリン・ゾリステン
ワーナー(テルデック) WPCS21063 ¥1,050

 ベートーヴェンの七重奏曲なので。

◎マタイ受難曲
 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
  エルンスト・ヘフリガー(テノール)
  エリー・アーメリンク(ソプラノ)
  ビルギット・フィニレ(アルト)
  セス・マッコイ(テノール)
  バリー・マクダニエル(バス)、他
  アンブロジアン・シンガーズ
  ヨハネス・ソマリー/イギリス室内管弦楽団
 録音:1977年(ステレオ)
Brilliant Classics(ヴァンガード) BRL99519 3枚組 ¥1,500

 マタイ受難曲で、安かったので。

《読書》堀井憲一郎『落語論』講談社現代新書

2010-02-26 18:40:43 | 読書
●〔99〕堀井憲一郎『落語論』講談社現代新書 2009(2009.10.18読了)〈2009064〉

○内容紹介
寄席で見つけた落語の真髄!なぜ繰り返し聴いても飽きないのか?うまい噺家はどこがすごいのか?日夜、浴びるように落語を聴き続けてたどり着いた渾身の落語論。

○「落語とは、ライブのものである。」
 落語について語る。

 落語とは、ライブのものである。
 会場に客がいて、その前で演者が喋る。それが「落語」である。
 場。客。演者。
 このどの要素が落ちても落語は成立しない。それが落語なのだ。(p.6)

 のっけから上記のような文章で始まります。その他にも「演題は符牒に過ぎない」、「登場人物の名前も意味がない」、「サゲにも意味はない」、「落語にはストーリーもない」、「あらすじにも意味がない」等のテーゼが出てきます。
 私のように、地方在住で、落語をテレビで見たり、CDで聴いたり、落語に関する本を読んで楽しんだりするファンはどうしたらいいのでしょう。途方にくれてしまいます。

○異常人・圓生
(スタジオ録音された落語というものがあるが、あれ特殊である。かなりのベテラン落語家の中で、ある特殊な人たちしか商品にしていない。最たるものは六代目の三遊亭圓生の「圓生百席」であるが、あれは圓生の異常人たるところを存分に見せてくれる作品で、圓生は、スタジオでやっていようと、おそらく客が見えていたのである。いま、客が笑った、大笑いだ、今度はくすっときたな、というのが一人で落語をやりながら、見えていたのだ。その客に向かって喋っていた。尊敬すべき異常人である。客が見える人だけ、スタジオ録音が商売になった。志ん生にはできなかった。志ん生のスタジオ録音を聞くくらいなら、お風呂の中で屈の音で聞いていた方がまだ笑える。それぐらい、気の抜けた落語である。というか、あれは落語ではない。)(p.10)
 堀井憲一郎には、大上段に振りかぶった本質論ではなく、トリビアルなネタに終始してもらいたいと思います。

《読書》吉本康永『大金持ちも驚いた105円という大金-救われたローン人生-』三五館

2010-02-24 05:54:44 | 読書
●〔98〕吉本康永『大金持ちも驚いた105円という大金-救われたローン人生-』三五館 2009(2009.10.15読了)

○内容紹介
どんなピンチだって、ちょっとの工夫と行動で乗り越えられる!リストラ間近・還暦直前・月々ローン返済40万円…!崖っぷち予備校講師が選んだ手段は、ほんのちょっとした事だった。ヒント満載の、貧乏克服ノンフィクション。

吉本康永[ヨシモトヤスナガ]
1947年生まれ。東京外国語大学中退。現在群馬県の予備校で教鞭をとっている。歯に衣着せぬ物言いに隠れる圧倒的な愛情に、学生のみならず父母の間からも信望が厚い(らし)かったが、少子化と不況の影響を受け、還暦直前にして授業数が激減。月々のローン返済40万円を抱えた中で見いだした答えが「せどり」だった。その笑いと涙の闘いの二年間を著書、『大金持ちも驚いた105円という大金―救われたローン人生』にまとめた。

 面白く読めました。中身は内容紹介にある通りで、事実を淡々と綴っている感じでした。
 本書を読むと、息子さんは医者になっているとのこと。それなのに、そこまで経済的に困っているのかなと思いました。
 奇書、とまではいきませんが、ちょっとユニークでした。

※たそがれ親父の人生ノート

《読書》柏原成光『本とわたしと筑摩書房』パロル舎

2010-02-20 05:21:25 | 読書
●〔97〕柏原成光『本とわたしと筑摩書房』パロル舎 2009(2009.10.12読了)

○内容紹介
出版とは何か?編集者とは何か?「筑摩」と生きた35年の光影に聴く。著者との交流や倒産経験を胸奥に、筑摩書房・前社長が愛惜をこめて謳う、古きよき時代の「筑摩」によせる哀愁歌。

 面白く、興味深く読むことができました。

※関連図書
・松田哲夫『編集狂時代』新潮文庫(2004)
・田中達治『どすこい出版流通-筑摩書房「蔵前新刊どすこい」営業部通信1999‐2007-』ポット出版(2008)