ΓΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ-購書&購盤日記-

本やCDを買う日々の記録です。ツイッター:http://twitter.com/sr_azev

《購盤》2006.05.26 タワーレコード広島店(その2)

2006-05-31 05:12:55 | 購盤
タワーレコード広島店


◎J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ(全11曲)/アルテュール・グリュミオー

 J.S.バッハ: ヴァイオリン・ソナタ (全11曲)
 【演奏】
 アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
 クリスティアーネ・ジェコッテ(チェンバロ)
 フィリップ・メルムー(チェロ)
フィリップス 2枚組 ¥1,800

 グリュミオーのバッハ:ヴァイオリン・ソナタは、1963年録音のエジダ・ジョルダーニ・サルトリとのものを既に持っています。この録音は1978年~1980年のもの。バッハのヴァイオリン・ソナタは特に好きな曲なのでこのCDも買いました。



◎J.S.Bach: Brandenburg Cto 2&5/ James Levine, CSO

 J.S.バッハ:
  1) ブランデンブルク協奏曲 第2&5番/カンタータ 第202番 「いまぞ去れ、悲しみの影よ」(結婚カンタータ)
  2) 管弦楽組曲 第2番 ロ短調
【演奏】
  1)Donald Peck(fl)、Ray Still(ob)、Samuel Magad(vn)、Adolph Herseth(tp)
  キャスリン・バトル(Sp)
  ジェームズ・レヴァイン(指揮&Cemb)、シカゴ交響楽団メンバー
  2)ジェームズ・ゴールウェイ(fl)、ヴュルテンブルク室内管弦楽団
RCA ¥1,090

 レヴァインのバッハも珍しいかと思って。


◎Brahms: Piano Concertos・Overtures etc./Barenboim・Barbirolli

 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、第2番
  ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
  ジョン・バルビローリ(指揮)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 同:大学祝典序曲、悲劇的序曲、ハイドンの主題による変奏曲
  ジョン・バルビローリ(指揮)、ウィーン・フィル
EMI 2枚組 ¥1,290

 バルビローリなので。


◎Mozart: Sinfonia Concertante For Winds; Etc/ Barenboim,Daniel

 モーツァルト:協奏交響曲(管楽器のための)K.297b
 同:セレナード K.361 「グラン・パルティータ」
  ダニエル・バレンボイム(指揮)、イギリス室内管弦楽団
 同:フルート協奏曲 ト長調 K.313
 同:アンダンテ ハ長調 K.315
 同:オーボエ協奏曲
  ミシェル・デボスト(フルート)、モーリス・ブールグ(オーボエ)
  ダニエル・バレンボイム(指揮)、パリ管弦楽団
EMI 2枚組 ¥1,290

 モーツァルト生誕250周年なので(笑)。

《購盤》2006.05.26 タワーレコード広島店(その1)

2006-05-30 05:53:45 | 購盤
タワーレコード広島店

◎Rubinstein - Chopin Collection

 Disc: 1
  1-10. 夜想曲集(10曲)
 Disc: 2
  1-9. 夜想曲集(9曲)
 Disc: 3
  1-26. マズルカ集(26曲)
 Disc: 4
  1-25. マズルカ集(25曲)
 Disc: 5
  1-4. バラード 第1-4番
  5-8. スケルツォ 第1-4番
 Disc: 6
  1-7. ポロネーズ集(7曲)
 Disc: 7
  1-4. ピアノ・ソナタ 第2番, Op. 35
  5-8. ピアノ・ソナタ 第3番, Op. 58
  9. 幻想曲 Op. 49
 Disc: 8
  1-3. ピアノ協奏曲 第1番, Op. 11
  4-6. ピアノ協奏曲 第2番, Op. 21
 Disc: 9
  1-14. ワルツ集(14曲)
 Disc: 10
  1-4. 即興曲 第1-4番
  5. 舟歌 Op. 60,
  6. 3つの新しいエチュード Op. Posth. 第番1, 2, 3
  7. ボレロ Op. 19
  8. 子守歌 Op. 57
  9. タランテラ Op. 43
  10. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op. 22
 Disc: 11
  1-24. 24の前奏曲 Op. 28
  25-28. ピアノ・ソナタ第2番
  29. 子守歌 Op. 57
  30. 舟歌 Op. 60
 pf:アルトゥール・ルービンシュタイン
RCA 11枚組 ¥5,590

 今までショパンはほとんど聴いてこなかったのですが、最近なぜか心魅かれるものがあります。ルービンシュタインのショパンがこの枚数でこのお値段。おトクでしょう。

《読書》鈴木廉也『ただいまこの本品切れです』ミオシン出版

2006-05-29 05:50:23 | 読書

●〔38〕鈴木廉也『ただいまこの本品切れです』ミオシン出版 1998
(2006.05.25読了)
 枕上の書。著者は出版社勤務ということですが、「そこで、私自身がその人に成り代わって、一人称で物語を進めることにした。こうした手法を、新たに「イタコエッセイ」(本人になりうつって物語りする)という新ジャンルとして勝手に名付けることにした。(「はじめに」)」ということで、この本は大規模チェーン書店の書店長が書いたという形をとっています。
 内容は要するに『暴れん坊本屋さん』のような書店の裏話です。面白く読むことができました。

 意外だったのは取次と書店との力関係です。

 書店と取次店(本の問屋さん)との関係は、あるビミョーなものがある。一見、取次店の方が断然有利な関係のように思われる節もあるが、書店の規模やチェーン店の数などで、その関係は天と地ほどの差があるようだ。
 たまたま私のいる店は、大規模チェーン店に属しており、取次ぎ店の売上高に占める割合が結構あるので、その対応もひと味違っていた。これが住宅地などにある昔から細々と続けている中小・零細書店となると、取次ぎ店との関係はかなり希薄なものになっているのではないだろうか。
 これから紹介するエピソードなんぞは、取次店に対する優位さを一二〇%利用した悪い例かもしれない。
 ある時、私の店のリニューアルをすることになった。書店の場合、基本的に定休日は少ないし、休みの日にリニューアルすることにでもなれば、社員やパートさんに休日出勤手当を支給することになるので収益を圧迫するし、社員の士気も下がるというデメリットもある。
 そうなると、やるとすれば夜中しかないということになる。そこで出番がくるのが取次の社員なのだ。そこで、事前の打ち合わせを含めて取次店に連絡をする。
「実は○月○日に全店リニューアルするんで午後一〇時まで何人か見繕ってよこしてくんない?」
 受けた取次店の書院は大変である。お得意様の書店が一晩でリニューアルをするというのだから、とにかく駆けつけなければいけない。とはいうものの、本業の仕事の方も忙しいに決まっている。それでもなんとか都合をつけて、数人体制でその書店に向かわなければいけないのだ。
(中略)
 ただただ単純な肉体労働である。ましてや当の書店の店員は一人もいないのである。こんな理不尽な深夜業を、通常の仕事が終わったあとにさらにやらなければいけないというのは、ある種の屈辱さえ感じてしまう。
「何でここまでやらなきゃならないの?」という疑問も至極当然だといえる。ただ、こればいわゆるサラリーマンの悲哀だといえばそれまでだが、あまりにもひどすぎる。(pp.76~78)

《読書》谷沢永一『本好き人好き話好き』五月書房

2006-05-28 10:55:58 | 読書

●〔37〕谷沢永一『本好き人好き話好き』五月書房 2005
(2006.05.25読了)
 市民図書館で借りました。谷沢永一もそろそろ鼻についてきました。
 面白かったのは、古書さろん天地の主人・今木敏次の追悼文である「交遊、五十五年」と「日本近代書誌学試論」でした。
 いきなり古い話題を持ちだして恐縮ながら、谷崎潤一郎が長編『鍵』の連載第一回目を雑誌『中央公論』に発表したのは、昭和三十一年一月号である。高齢に達した夫婦の性生活を描いたこの作品は、現在ならばとりたてて問題とするほどの内容ではないが、当時の日本にあっては国中を大騒動に巻き込むほどに衝撃的なものであった。谷崎はすでに昭和二十四年に文化勲章を受章していたが、まる代議士にいたってはその文化勲章を褫奪せよといったとかいわなかったとか、そういう話まで伝えられる有り様であった。これほどまでに広く大きな波紋を投げかけたという点で、小説『鍵』の登場は、文壇史上、まさに空前絶後の絶後の事件であったといわねばならない。
 フランス文学の研究家であり優れたエッセイストである河盛好蔵が、この頃のこととしてこんなエピソードを語っている。ある劇場で正宗白鳥とたまたま隣り合わせになったという。河盛は、当時の当然の話題として、あの『鍵』についてどのように思われますか、と白鳥に訪ねる。すると白鳥は、一言のもとに、ジャーナリズムを騒がせることはいいことだ、と答え、その本質を衝いた言葉に河盛は感銘を受けるのである。(「『Voice』とその時代」pp.142~143)


《購書》2006.05.21 ブックオフ福山野上店

2006-05-26 05:01:18 | 購書
ブックオフ福山野上店

●2006092,昭和の代議士,楠精一郎,,文藝春秋,文春新書,2005,¥250
 知的興味関心から。

●2006093,天皇家の掟-『皇室典範』を読む-,鈴木邦男・佐藤由樹,,祥伝社,祥伝社新書,2005,¥250
 天皇問題への興味から。

●2006094,宗教なんてこわくない-上手な付き合い方-(復刻新版),鈴木邦男(編著),,エスエル出版会,,1999,¥105
 鈴木邦男なので。安かったし。

●2006095,ジャズを読む事典,富澤えいち,,日本放送出版協会,生活人新書,2004,¥250
 ジャズ入門書があるとつい買ってしまう悪いクセ。

《購書》2006.05.21 古本市場曙店

2006-05-25 04:55:29 | 購書
古本市場曙店
5月17日に発売された『ハリー・ポッターと謎のプリンス』がもう店頭にありました。息子(小6)が欲しがっていたので、買おうかと思ったのですが、価格が¥3,300ぐらい(詳細は失念)だったので、どうしようかと思って店内を一回りしてくるともう売れていました。ちなみに買い取り価格は¥2,200だそうです。

●2006091,クマと闘ったヒト,中島らも&ミスター・ヒト,,メディアファクトリー,ダ・ヴィンチブックス,2000,¥525
 市民図書館で借りてよんだのですが、あまりにも面白かったので買ってしまいました。

《読書》谷沢永一『読書人の点燈』潮出版社

2006-05-24 05:25:52 | 読書

●〔36〕谷沢永一『読書人の点燈』潮出版社 1997
(2006.05.21読了)
 市民図書館で借りました。雑多なエッセイ集でした。前にも書きましたが、社会評論はどうでもいいです。本の話と学界の噂話及び学者の悪口は面白く読むことができました。

―話は変わりますが、阪神大震災で先生が古い本を大量に整理されて、日本の古本の相場が値くずれしたといううわさがあるんですが。
 実際そうなんですけどね。十四、五万冊さる本が全部床にたたきつけられまして、それを棚に戻して整理することは私の歳では不可能なんです。それで二トントラック三台ぶん出しました。阪神ではそんな人が多く、全国の古本業者が集まって開いた四月九日の大市では相場がドーンと下がったのです。(「批判は陰気にやらない」pp.70~71)
 阪神大震災の話は他にも出てきます。大変だったようです。

―関大の学長をおやめになった大西昭男先生も同人雑誌でご一緒だったとか。
 いま言った雑誌ではないですが。大西は関大の専門部、つまり夜学の国漢科にいました。そこを出て京大の国文科に入り、何人かの講義を聞いて「こんな辛気くさいのいやや」言うて英文科へ変わった男で、関大出身にして京大出身という、長い関大の歴史でただ一人しかない存在です。(中略)
 関大の教授陣はおおまかに言って関大出身と京大出身が半々で、どちらから学長が出ても片方がソッポ向くんです。ところが大西は両方の出身だから学長になっても不満が出ない。彼が最適だ、と考えた私は、彼を学長にする下ごしらえ十年間専念しました。そして選挙のときは全教授に電話をかけるんです。だから一発で当選、それから五期連続です。(「批判は陰気にやらない」pp.66~67)
 その大西昭男氏が巻末の「古武士」という文章で谷沢永一の人となりについて書いています。

 この本の白眉は「編集者と著者の密談」です。この中で谷沢は関大国文科の先輩教授であった飯田正一と同僚であった平野健二の悪口をこれでもか、これでもかと語りまくっています。それはそれで面白いのですが、ここまで書いていいのかなーという感じもします。批判された両名とも今は故人のようですが、反論はなかったのでしょうか。下手をすれば名誉毀損ものかも。なお、この話は『読書人の風紋』潮出版社(1996)からの続編ということなので、そちらも読みたくなりました。

《購書》2006.05.14 ブックオフ福山野上店

2006-05-22 05:10:33 | 購書
ブックオフ福山野上店

●2006088,中庸、ときどきラディカル-新近代主義者宣言-,小谷野敦,,筑摩書房,,2002,¥800
 小谷野敦なので。

●2006089,総統の子ら,皆川博子,,集英社,,2003,¥950
 ナチス物なので。

●2006090,アメリカン・ヒーロー,松尾弌之,,講談社,現代新書,1993,¥105
 知的興味関心から。