ΓΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ-購書&購盤日記-

本やCDを買う日々の記録です。ツイッター:http://twitter.com/sr_azev

《購書》 2008.12.26 アカデミイ書店金座街店

2008-12-31 11:05:23 | 購書
アカデミイ書店金座街店

●2008202,ヒトラーが勝利する世界-歴史家たちが検証する第二次大戦・60の“IF”-,ハロルド・C.ドィッチュ デニス・E.ショウォルター(編),守屋純,学習研究社,,2006,¥1,500
 ナチス物なので。

●2008203,輸入学問の功罪-この翻訳わかりますか?-,鈴木直,,筑摩書房,ちくま新書,2007,¥420
 知的興味関心から。


《購盤》 2008.12.26 タワーレコード広島店

2008-12-30 10:53:32 | 購盤
タワーレコード広島店

◎6大宗教曲ボックス 鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン
J.S.バッハ
 ・マタイ受難曲 BWV244(1999年デジタル録音)
 ・ヨハネ受難曲 BWV245-1749年版(1998年デジタル録音)
 ・ミサ曲ロ短調 BWV232(2006年デジタル録音)
 ・クリスマス・オラトリオ BWV248(1997年デジタル録音)
 ・復活祭オラトリオ BWV249(2004年デジタル録音)
 ・昇天祭オラトリオ BWV11(2004年デジタル録音)
  以上、神戸松蔭女子学院大学チャペルにおけるセッション録音
 レイチェル・ニコルズ(ソプラノ)
 キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
 モニカ・フリムマー(ソプラノ)
 野々下由香里(ソプラノ)
 緋田芳江(ソプラノ)
 イングリット・シュミットヒューゼン(ソプラノ)
 ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)
 ロビン・ブレイズ(カウンターテノール)
 米良美一(カウンターテノール)
 パトリック・ファン・フートヘム(カウンターテノール)
 ゲルト・テュルク(テノール)
 ヤン・コボウ(テノール)
 櫻田亮(テノール)
 ペーター・コーイ(バス)
 浦野智行(バス)
 バッハ・コレギウム・ジャパン
 鈴木雅明(指揮)
Bis BIS9020 10枚組 ¥6,990

 鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパンのバッハ:宗教曲集。超お買い得かと思います。

◎シューマン:交響曲全集
シューマン:
 CD1
  1)交響曲第1番 変ロ長調 作品38 《春》
  2)交響曲第2番 ハ長調 作品61
 CD2
  1)交響曲第3番 変ホ長調 作品97 《ライン》
  2)交響曲第4番 ニ短調 作品120
  3)劇音楽《マンフレッド》作品115 序曲
 ポール・パレー/デトロイト交響楽団
 【録音】
  1953年12月(CD2-2)
  1955年12月(CD1-2)
  1956年11月(CD2-1)
  1958年3月(CD1-1, CD2-3) デトロイト(CD2-2:モノラル録音)
Tower Records Universal Vintage PROA-247 2枚組 ¥1,500

 パレーなので。7年ほど前にHMVの通販で注文したら、品切れだったということがありました。

◎Wagner: Lohengrin
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」全曲
 Amara, Lucine(Soprano)/Dooley, William(Baritone)/Gorr, Rita(Mezzo Soprano)/
 Hines, Jerome(Bass)/K「nya, Sandor(Tenor)/Marsh, Calvin(Baritone)
 演奏団体:Boston Symphony Orchestra/Boston Chorus Pro Musica
 (指揮)エーリヒ・ラインスドルフ
RCA 74321.50164 3枚組 ¥990

 とにかく安かったので。


《購盤》 2008.12.26 アカデミイ書店紙屋町店

2008-12-29 06:11:55 | 購盤
アカデミイ書店紙屋町店
前回に続いて落語のCDで出物がありました。

◎立川談春/“20年目の収穫祭”
立川談春
ディスク 1
 1.九州吹き戻し
 2.談志お墨付き (ボーナストラック)
ディスク 2
 1.文七元結
夢空間噺 YBCR-1001 2枚組 ¥1,800

 談春なので。

◎柳家喬太郎落語集/アナザーサイド Vol.1
柳家喬太郎
 1.東京タワー・ラヴストーリー
 2.赤いへや
 3.他人様(ひとさま)の作品、自分の作品 (ボーナストラック)
コロムビア COCJ-34620 ¥1,500

 喬太郎なので。

◎桂文珍14
桂文珍
 1.胴乱の幸助
 2.老楽風呂
ソニー SICL-89 ¥1,300

 文珍なので。

◎THE 小米朝
桂小米朝
〈CD〉
 1.皿屋敷
 2.稽古屋
〈DVD〉
 1.猫の忠信
 2.狸の賽
EMIミュージック・ジャパン TOCF-55176 2枚組 ¥2,000

 小米朝なので。


《読書》長井好弘『新宿末広亭のネタ帳』アスペクト(その2)

2008-12-28 16:15:46 | 読書
●〔127〕長井好弘『新宿末広亭のネタ帳』アスペクト 2008(2008.12.21読了)〈2008130〉
(承前)

○寄席のネタ・ベスト30(p.51)
1子ほめ1486
2替り目1350
3たらちね950
4真田小僧950
5初天神886
6桃太郎794
7親子酒739
8手紙無筆706
9長短646
10転失気643
11粗忽の釘618
12時そば612
13強情灸606
14不精床593
15金明竹581
16寿限無539
17権助魚520
18紙人れ515
19狸札513
20やかん509
21宮戸川491
22道具屋489
23家見舞485
24牛ほめ485
25小言念仏481
26看板のピン468
27つる467
28鰻屋464
29道灌464
30饅頭怖い422


○トリネタ・ベスト20(p.59)
1井戸の茶碗122
2寝床114
3火焔太鼓102
4妾馬101
5子は鍵97
6お見立て63
7悋気の火の玉62
8抜け雀59
9らくだ58
10死神57
11青菜54
12鰻の幇間52
13長屋の花見51
14片棒51
15明烏51
16替り目50
17ちりとてちん49
18親子酒49
19中沢家の人々48
20宿屋の富47


○落語芸術協会・ベスト25(p.121)
1古今亭寿輔1121
2三遊亭遊三1097
3三笑亭可楽984
4三笑亭笑三899
5春風亭小柳枝796
6桂米丸671
7三遊亭小円右559
8昔昔亭桃太郎557
9桂歌春552
10三笑亭夢太朗548
11三遊亭遊之介539
12春雨や雷蔵522
13三遊亭栄馬511
14桂伸治505
15橋ノ円497
16春風亭柳橋484
17桂文治475
18三笑亭茶楽463
19三遊亭円雀448
20桂平治437
21桂右団治420
22雷門助六419
23三遊亭円遊416
24桂南なん410

 タイトルはベスト25となっていますが、24人しか出ていませんでした。

○落語協会・ベスト25(p.125)
1入船亭扇橋867
2柳家さん喬779
3川柳川柳722
4春風亭一朝722
5柳家権太楼718
6古今亭志ん五618
7古今亭円菊606
8五街道雲助553
9桂文楽495
10金原亭伯楽436
11桂南喬436
12柳亭小燕枝421
13柳家小せん412
14柳家小満ん406
15柳家小真治393
16桂文朝390
17古今亭志ん駒383
18三遊亭円窓379
19むかし家今松355
20三遊亭円彌336
21春風亭正朝335
22柳亭市馬331
23三遷亭歌武蔵331
24三遊亭金馬329
25鈴々舎馬桜328


 その他、「漫談口演回数・ベスト25」、「一度だけ演じられたネタ」、演者別のデータ等が多数あります。

※画像は古今亭寿輔


《読書》長井好弘『新宿末広亭のネタ帳』アスペクト(その1)

2008-12-27 15:34:39 | 読書
●〔127〕長井好弘『新宿末広亭のネタ帳』アスペクト 2008(2008.12.21読了)〈2008130〉

○内容紹介
“門外不出”の楽屋の覚書、ネタ帳の七年間の全記録から寄席と噺家を眺めてみました。名人最後のネタから、最多出演、最多ネタまで、ネタ帳から見える、ちょっと変わった落語のはなし。
第1章 ネタ帳と世代交代(志ん朝「最後」の十日間;世代交代が始まった寄席)
第2章 寄席のネタうつりかわり(これが寄席の定番ネタだ;寄席の新作落語とは何か ほか)
第3章 末広亭のネタ帳を書く(座談会「正しいネタ帳の書き方」)
第4章 ネタ帳の中の噺家たち(噺家はなぜ寄席に出るのか;末広亭出演回数一位古今亭寿輔に聞く)
第5章 噺家、寄席のネタを語る(柳家さん喬の巻;柳家権太楼の巻 ほか)

 厠上の書。興味深いデータが満載で、大変面白く読むことができました。既に何度か書きましたが、寄席への想いが募ります。

○本書の成り立ち
 二〇〇二年のこと、岩波書店が『落語の世界』(全三巻)という夢のような落語本を作ることになり、僕にも原稿の注文が来た。「何かデータ的なものを書いてもらえませんか」。そのとき、なぜか思ってしまったのだ。もう逃げている場合ではないなと。どうせやるならと、思いきり店を広げた。上野、新宿、浅草、池袋と、都内四軒の寄席定席の一年分のネタ帳を全部借りて、一気呵成に入力した。その成果は、第一巻「落語の愉しみ」の中の「落語三万二〇〇〇席」という文章に結実した(と思いたい)。
 こんなしんどい仕事は一度きりだと思っていたが、終わってみると、まだやり残したことがあると感じた。たしかに、ネタ帳データからわかったことは多いのだが、たった一年のデータで言えることには限りがある。せめて五年分、ネタ帳のデータを集めることができれば、もうちょっと自信を持って言えることが増えるはずだ。
 もう少し、続けてみよう。だが、四軒の寄席全部のネタ帳をまとめるには、時間も体力もない。そう思って、新宿末広亭一軒だけのネタ帳を、改めて二〇〇一年分から借りることにした。あえて末広亭のネタ帳を選んだのは、一、落語協会と、落語芸術協会が順番に出演している。二、短い前座ネタからトリの大ネタまで、演目がバラエティに富んでいる。三、特別興行などが少なく通常の寄席興行のスタイルを守っている――という三つの理由から。つまり、末広亭が最もオーソドックスな寄席だからである。(「ちょっと長いまえがき」pp.5~6)
 2001年~2007年の新宿末広亭のネタ帳をデータベース化して分析してあります。

〈To be continued.〉


《読書》小谷野敦「作家見習いの記 私小説のすすめ」

2008-12-26 06:03:31 | 読書
◎〔番外〕小谷野敦「作家見習いの記 私小説のすすめ」(『中央公論』2008年12月号)(2008.12.20読了)
 こう書くと、あれこれあったが順調な作家デビューのようだが、そうでもなく、文藝雑誌に三作載せたが芥川賞の候補にもならなかった。候補になるだけでも大変なわけだが、深沢七郎の「楢山節考」など、当時絶賛されたのに、やはり芥川賞の候補にもならなかった。私はかつて里見[トン]がやったように、私小説と虚構小説を交互に書くつもりでいるのだが、次に書いた虚構小説が、どうしても雑誌で受け付けてくれない。これは新入賞をとっても同じことで、次々と没にされる、ということはあり、新入賞をとったから作家になれるというものではない。
 評論『アウトサイダー』で若くして有名になった評論家のコリン・ウィルソンは、その後小説も書くようになったが、かつて中島梓が、「あの人も小説さえ書かなけりやいい人なんですが」と言っていた。私も、小説を出したい、と編集者に言うと、たいていは困惑されるから、同じように言われているのかもしれない。(中略)
 そんな中、私はいつも宮尾登美子のことを思い出す。宮尾は三十代で女流新人賞をとったが、以後一〇年以上不遇で、小説が文藝雑誌に載ることはなかった。しかし宮尾は挫けずに小説を書き続け、四十六歳で『擢』を自費出版して太宰治賞を受賞し、今日の地位を築いたのである。私はもう四十五になるが、その間宮尾は編集者から、「あなたのように諦めないで書き続ける人は珍しい」と言われたそうである。
 河野多恵子が、文学における広義の才能ということを言っていて(『小説の秘密をめぐる十二章』文春文庫)、この、没になっても書き続けるというのも、その広義の才能の一つだろう。



《読書》内藤誼人『内藤式「ザ・検索術」』廣済堂出版

2008-12-25 11:22:44 | 読書
●〔126〕内藤誼人『内藤式「ザ・検索術」-これで何でも探し出せ!仕事ができるヤツだけが知っている裏テクニック-』廣済堂出版 2006(2008.12.17読了)

○内容紹介
驚異のグーグル活用法から、絶対トクする検索ワザまで。そうだったのかと、目からウロコ!欲しい情報が一瞬で手に入る最強の情報収集術。


○「はじめに」
 本書は、読者のみなさんに情報力を高めてもらうための。“ヒント”をお教えする本である。インターネットで情報収集するコツについても、もちろんご教示するが、それだけではなく、書籍や新聞などからも、効率よくネタを拾うためのテクニックについてもお教えしよう。さらには、その情報をみずからの血肉にする方法、すなわち情報の活かし方についてもお教えする。本書を読んでいただければ、どなたでも、総合的な“情報スキル”を身につけられるはずだ。
 「いまさら、そんなものを教えてもらう必要はないんだけどな」
 おそらく、読者のみなさんの中には、そんなふうに思われた方もいらっしゃるだろう。だれでも自分なりの情報処理の方法というものを、すでに経験的に獲得しているだろうから、そう思われるのも当然である。
 しかし、だまされたと思って、本書をパラパラと読んでみてほしい。「へえ、これは知らなかったな」というテクニックが、“必ず”見つかるはずだ。自分勝手にやっていたときよりも、はるかに効率のいいテクニックを知ることができるはずだ。(「はじめに」pp.2~3 強調は本文ママ)
だまされました。


《読書》瀬川松子『中学受験の失敗学-志望校全滅には理由がある-』光文社新書

2008-12-24 11:04:16 | 読書
●〔125〕瀬川松子『中学受験の失敗学-志望校全滅には理由がある-』光文社新書 2008(2008.12.15読了)〈2008203〉

○内容紹介
受験雑誌に載らない、塾も教えてくれない裏事情。中高一貫校への幻想、無謀な学習計画、無理な目標設定…。失敗例から学ぶ合格のコツ。
序にかえて 情報のかたよりが「ツカレ親」を生む
第1章 止まらないツカレ親の暴走―驚愕エピソード集(「指定日までに、娘の成績上げといて」―丸投げ&恫喝の恐怖;「子どもの暗記にまで責任持つのが塾の仕事でしょ?」―自習時間ゼロは当たり前?;「どうにかして合格に変えてもらえないんですか?」―裏口入学志願者ここにあり ほか)
第2章 ツカレ親を分析する(ツカレ親とは;中学受験の目的がおかしい;学力をめぐる誤解 ほか)
第3章 対策編―志望校全滅を避けるために(あなたにその覚悟があるのか;志望校は、あきらめとともに選ぶ;いかに悪あがきするか ほか)

瀬川松子[セガワマツコ]
東京生まれ。お茶の水女子大学大学院博士後期課程に在籍中(専門は、社会学ではない)。'90年代より、四谷大塚系列の塾で中学受験生を指導。その後、複数の家庭教師会社に登録し、多くの中学受験家庭に派遣されるが、過剰な利益追求への疑問から、現在は個人で活動している。

 面白く読むことができました。
 本書に出てくる「ツカレ親」=「疲れ親」=「憑かれ親」の豊富な実例は、傍から見れば喜劇ですが、当事者にとってみれば悲劇でしょう。
 受験生を持つ親として、以って他山の石としなければと思います。
 しかし、中学受験の過熱は公立中学校の疲弊につながり、やがては日本の社会システムにも深刻な影響を及ぼすのではと思います(格差の拡大等)。


《読書》松井栄一『出逢った日本語・50万語-辞書作り三代の軌跡-』小学館

2008-12-22 13:24:44 | 読書
●〔124〕松井栄一『出逢った日本語・50万語-辞書作り三代の軌跡-』小学館 2002(2008.12.13読了)

○内容紹介
『日本国語大辞典』の初版と2版の編集委員を務めた松井栄一氏が、祖父・簡治博士の『大日本国語辞典』以来、三代にわたって辞書作りを続けている経緯を描きつつ、辞典の成り立ちや楽しみ等をエッセイ風に綴る。
祖父・松井簡治が『大日本国語辞典』の編纂(へんさん)を決意し、用例の資料を採集し始めたのは明治25年(1892)で、大槻文彦著『言海』が完成した翌年に当たる。英国では『オクスフォード英語辞典』も刊行されはじめており、日本にも用例を中心にした本格的な国語辞典が必要と考えたようだ。『大日本国語辞典』は大正4?8年に刊行された後も増補訂正作業が続けられ、父・驥(き)がさらにその作業を引き継いだ。戦後、8万枚に及ぶ増補訂正カードは小学館に持ち込まれ、著者本人が深くかかわるようになる契機となった。そこから『日本国語大辞典』の初版と第二版が生まれる経緯を克明に描き、100年を超える辞典編纂の成長した部分や残された課題等についても具体的に述べる。

 『日本国語大辞典』の成立に関して、非常の興味深い内容でした。山田忠雄の『日本国語大辞典』の批判に対する反論も載っていました。


※日本国語大辞典第二版オフィシャルサイト:日国.NET