●〔42〕黒木登志夫『落下傘学長奮闘記-大学法人化の現場から-』中公新書ラクレ 2009(2009.05.30読了)〈2009027〉
○内容紹介
面白く読めました。
サラリと書いてありましたが、結構ドロドロしたところもあったのでは。私としてはむしろそっちの方に興味があります。
国立大学の独立法人化は、天下の愚策だったのか。
研究者として一流の人は、マネジメント能力も高いということなのか、たまたまこの人が両方兼ね備えていたのか。
一流大学の研究一筋の人が、そうではない大学で奮闘するという点で、杉山幸丸『崖っぷち弱小大学物語』中公新書ラクレ(2004)を連想しました。
※朝日新聞掲載の書評
○内容紹介
40年間研究だけをしてきた基礎医学者が、突然、地方国立大学の学長に。法人化の混乱、抵抗する教員、文科省の圧力、予算削減のなかで奮闘する落下傘学長。データを駆使した現場報告。法人化の現場で7年。想像を絶する「壁」に対して「素人指揮官」が行った奮闘の数々を描き、解決すべきアクチュアルな課題を示す。
黒木登志夫[クロキトシオ]
1936年東京都生まれ。60年東北大学医学部卒。東北大学助教授、東京大学医科学研究所助教授を経て、同教授(84~96年)。この間、米国ウィスコンシン大学留学、WHO国際がん研究機関(フランス・リヨン市)勤務。96~2001年昭和大学教授。01~08年岐阜大学長。08年4月から日本学術振興会(独立行政法人)・学術システム研究センター副所長、世界トップレベル研究拠点プログラム・ディレクター。東京大学名誉教授、岐阜大学名誉教授、日本癌学会会長(2000年)。
面白く読めました。
サラリと書いてありましたが、結構ドロドロしたところもあったのでは。私としてはむしろそっちの方に興味があります。
国立大学の独立法人化は、天下の愚策だったのか。
研究者として一流の人は、マネジメント能力も高いということなのか、たまたまこの人が両方兼ね備えていたのか。
一流大学の研究一筋の人が、そうではない大学で奮闘するという点で、杉山幸丸『崖っぷち弱小大学物語』中公新書ラクレ(2004)を連想しました。
※朝日新聞掲載の書評