ΓΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ-購書&購盤日記-

本やCDを買う日々の記録です。ツイッター:http://twitter.com/sr_azev

《読書》保阪正康『歴史を動かした昭和史の真相200-激動と波乱の時代の真相を抉る!-』日文新書

2006-02-28 04:52:27 | 読書

●〔11〕保阪正康『歴史を動かした昭和史の真相200-激動と波乱の時代の真相を抉る!-』日文新書(日本文芸社) 2003
(2006.02.22読了)
 厠上の書。昭和史のできごとが、1ページ乃至2ページにコンパクトにまとめられていました。新たに知ったできごとというのはほとんどありませんでしたが、いろいろ確認することができました。レファレンスブックとして便利な本だと思います。

《読書》戸高一成『戦艦大和 復元プロジェクト』角川oneテーマ21

2006-02-27 13:58:09 | 読書

●〔10〕戸高一成『戦艦大和 復元プロジェクト』角川oneテーマ21 2005
(2006.02.21読了)
 前にこのブログでも書きましたが、2月18日(土)に機会を得て、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)へ行くことができました。幸運なことに、当館の相原謙次・学芸部門主幹より、10分の1戦艦「大和」(大和ミュージアムのシンボルとされています)を前にして解説を聞くことができました。この10分の1戦艦「大和」はいかに精巧に作ってあるか、いかに苦労して作ったか、相原主幹はいくら話して話し足りないといった様子で熱心に話して下さいました。
 そういった前提があったので、この本はいっそう面白く、興味深く読むことができました。著者の戸高一成氏は大和ミュージアムの館長としてヘッドハンティングされた人ですが、その経歴をみると、悪く言えば、海軍オタク、軍艦オタクといった人でしょうか。しかし、だからこそ、10分の1戦艦「大和」ができ、この本ができたのだと思います。
 なお、「第四章 戦艦大和が遺したもの 半藤一利・戸高一成特別対談」は蛇足かと思います。


《読書》2005年をふりかえって

2006-02-26 07:53:13 | 読書
 高校に入学してから、読書ノートをつけるようになりました。ルーズリーフに書名、著者などの書誌的情報、読み始め日と読了日、そして感想を2~3行。時には読書雑感も綴りました。やがて感想を書かなくなり、ルーズリーフからワープロ、パソコンへと移行し、ブログになって現在に至っています。
 グラフは読書ノートをつけはじめて以来の年毎の読書冊数を記したものです。人生の節目が読書冊数にもあらわれています。1988年はガクンと落ち込んでいますが、これは就職した年です。その後、仕事にもなれていき、順調に冊数は伸びていきました。1993年は現在のところ最高の187冊を読んでいます。2日に1冊の割合です。我ながらよく読んだものだと思います。
 次の落ち込みは1994年ですが、これは結婚した年です(^_^;)。翌年はいったん持ち直しますが、子どもが一人生まれ、二人生まれすると後は落ち込む一方です。目黒考二は「酒と家庭は読書の敵だ」と言いましたが、まさに至言です。
 21世紀になり(笑)、子どももだんだん大きくなり、手がかからなくなってくると(ブックオフで放し飼いができるようになりました)、読書も回復傾向になってきました。昨年はやっと100冊を超えることができました。
 100冊ごときでおこがましいのですが、昨年のベストテンを選んでみました。なるべくジャンルごとに選び、一人の著者につき一冊までとしました。順不同です。

○内田樹『寝ながら学べる構造主義』文藝春秋(文春新書)2002
○呉エイジ『我が妻との闘争 極限亭主の末路編』アスキー 2005
○喜国雅彦『本棚探偵の冒険』双葉社(双葉文庫)2005
○冨田均『聞書き・寄席末広亭 席主・北村銀太郎述』平凡社(平凡社ライブラリー)2001
○京須偕充『圓生の録音室』中央公論新社(中公文庫)1999
○小谷野敦『帰ってきたもてない男-女性嫌悪を超えて-』筑摩書房(ちくま新書)2005
○坪内祐三『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』新潮社 2005
○佐藤卓己『言論統制-情報官・鈴木庫三と教育の国防国家-』中央公論新社(中公新書)2000
○中島義道『続・ウィーン愛憎-ヨーロッパ、家族、そして私-』中央公論新社(中公新書)2004
○角岡伸彦『はじめての問題』文藝春秋(文春新書)2005

《購書》 2006.02.19 啓文社ポートプラザ店

2006-02-26 05:44:33 | 購書
啓文社ポートプラザ店

●2006036,戦艦大和 復元プロジェクト,戸高一成,,角川書店,角川oneテーマ21,2005,¥760
 大和ミュージアムへ行ったので。

●2006037,統帥権と帝国陸海軍の時代,秦郁彦,,平凡社,平凡社新書,2006,¥819
 軍事物なので。

◎魔夜峰央『パタリロ西遊記!外伝』花とゆめCOMICS 2006(¥410)
 お馴染み。

《購書》 2006.02.17 万伸書店

2006-02-25 10:27:27 | 購書
万伸書店
出張の途中に立ち寄りました。店内滞在時間20分程だったので、ザッとしか見ることができませんでした。

●2006031,マルコ=ポ-ロ・東西を結んだ歴史の証人,佐口透,,清水書院,清水新書,1984,¥250
●2006032,台湾出兵-大日本帝国の開幕劇-,毛利敏彦,,中央公論社,中公新書,1996,¥250
 知的興味関心から。

●2006033,ドキュメント 出稼ぎ-農業棄民の現場から-,野添憲治,,社会思想社,現代教養文庫,1994,¥100
 佐高信監修の「ベスト・ノンフィクション」シリーズの一冊なので。

●2006034,二十世紀物語,歴史探検隊,,文藝春秋,文春文庫,2000,¥100
 知的興味関心

●2006035,マンガに恩返し-GREAT CONTEMPORARY COMICS-,増井修,,ベストセラーズ,,2000,¥400
 面白いかと思って。

《読書》長井好弘(文)林家二楽(紙切り)『寄席おもしろ帖〈第2集〉おかわりッ』うなぎ書房

2006-02-24 05:35:48 | 読書

●〔9〕長井好弘(文)林家二楽(紙切り)『寄席おもしろ帖〈第2集〉おかわりッ』うなぎ書房 2004
(2006.02.12読了)
 市民図書館で借りました。前作に続き、大変面白く読むことができました。前作とはちょっと構成が変わっており、第二章の「寄席楽屋帖」は寄席版ちょっといい話といった感じです。このテの話を集成していっていただきたいと思います。

 入船亭扇遊と柳家小ゑんは、前座のころ、浅草演芸ホールで三日連続、大看板の三遊亭円生をしくじった。
 一日目=前座の小ゑんが、円生の出番の際、高座に白湯を出すのを忘れた。
 二日目=小ゑんが白湯のつもりで、お茶を出した。
 三日目=「今度はオレがやる」と立前座との扇遊。ちゃんと白湯を出したけれども、そのことだけに気をとられ、メクリが「三球・照代」のまま……。
 その時、円生は浅草と池袋演芸場の掛け持ちだった。扇遊が池袋の楽屋に電話をかけ、「円生師匠、何か言ってた?」と前座仲間に尋ねると、円生は楽屋入りするやいなや「浅草の前座、あれはオヤオヤだ」と言ったという。(pp.53~54)

《読書》表谷泰彦『盤外、燃ゆ 棋士の行動学』河出書房新社

2006-02-23 05:05:35 | 読書

●〔8〕表谷泰彦『盤外、燃ゆ 棋士の行動学』河出書房新社 1998
(2006.02.10読了)
 市民図書館で借りました。著者は日本経済新聞社の観戦記者で、彼が盤側などで見聞した囲碁・将棋の棋士のエピソードが綴られています。どちらかといえば囲碁に重点がおかれており、私にとってはかえってそれが新鮮でした。
 第5章は「異名でたどる昭和棋史」として、下記のような棋士のニックネームがいろいろ紹介されています。

・「天才宇太郎」「火の玉宇太郎」…橋本宇太郎
・「怪童丸」…木谷実
・「ハンマー」…大平修三
・「カミソリ坂田」「シノギの坂田」「なまくら坂田」「泣きの坂田」…坂田栄男
・「異常感覚」「初物食いの秀行」「ポカの秀行」…藤沢秀行
・「ドリル流」…梶原武雄
・「サビ刀」…窪内秀和
・「二枚腰の林」…林海峰
・「コンピューター石田」…石田芳夫
・「大竹美学」…大竹英雄
・「眠り狂四郎」…酒井猛
・「殺し屋加藤」…加藤正夫
・「宇宙流」…武宮正樹

 陳腐な言い方になりますが、昔はそれだけ個性的な棋士が多かったということでしょうか。

 ちなみにに趙治勲と小林光一については、
「実戦派の雄」とされる二人には「信念の人」「求道派」、「根性(ガッツ)の人」といった形容詞がつけられるが、どれも、今一つピッタリした感じがしないのは、二人の存在が大きすぎるためといえよう。強いて二人の本質を一言に要約すれば「盤上の先達」になるのではあるまいか。(p.218)

《購書》 2006.02.06 フタバ図書TERA広島府中店

2006-02-21 06:12:52 | 購書
フタバ図書TERA広島府中店
ダイヤモンドシティ・ソレイユという巨大なショッピングセンターの中にあります。「ワンフロアの広さ日本一の巨大複合専門書店です。」ということで、2時間ばかり店内をウロウロしました。ちなみにフタバ図書にはMEGA、GIGAという店もあります。次はPETA?

●2006028,ワンコイン悦楽堂-ミネルヴァの梟は百円本の森に降り立つ-,竹信悦夫,,情報センター出版局,,2005,¥1,890
 内田樹関連で。

●2006029,インターネット図書館 青空文庫,野口英司(編著),,はる書房,,2005,¥1,575
 面白いかと思って。