すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

浜田真理子さんの誕生日。

2014-09-30 21:11:45 | 本・映画・音楽
今日は、素敵な日だ。

ツイッターで歌手の浜田真理子さんに誕生日のお祝いメッセージを送ったら、返事が来た。

感激で涙が出てしまった。

7、8年前に初めて聞いた「あなたへ」。寺島しのぶさん主演の映画「ヴァイブレーター」のエンディングソングだった。

衝撃だった。
浜田真理子さんの歌声、歌詞は、今まで聞いたどの音楽とも違ったから。

安っぽい言い方をすれば、魂にいきなり飛び込んできた歌声だった。

映画の雰囲気によくあっていたし、当時の私の、あまり幸せではない、少し破れかぶれな心情に馴染んでいたのだろう。

何枚かのアルバムを買って、「あなたへ」以外の曲にも惹かれて、その後二度ばかり名古屋と横浜のライブにも出かけた。

気さくであっけらかんと笑う人だった。軽快なMCと歌の雰囲気とのギャップもたまらなかった。

好きな歌ばかり歌ってもらって、あまりの感動で泣き通しだった。終演の頃には、心がツルんとなっていた。薄皮が剥けたみたいに。
これがカタルシスというものなんだな、としみじみ思った。

あれから結婚して、子どもを産んで、浜田真理子さんの曲をあまり聞かなくなった。浜田真理子さんだけでなく他の人の曲も聞かなくなっていた。
自分ために、じっくり音楽を聞く時間を持たなくなったってことだ。

最近、ツイッターで浜田真理子さんをフォローしてから、やっぱり、素敵な人だなぁと再確認した。

ドロドロだったり、こわーい歌詞も書く人なのに、ツイートの言葉は、MCの時と同じ、気さくであっけらかんとした感じ。毎日、元気をもらう。

今日、いただいたメッセージが嬉しくて、久しぶりに「あなたへ」を聞いた。古傷に触られるような感じがするかと思ったら、そうでもなかった。

何年経っても、いい歌で、やっぱり魂にダイレクトに響いてくる歌声だった。


また、ライブに行こう。
そう、誓う夜でした。