ドイツの町で、いったん取り消された変な像の設置許可が、5日後にはもう撤回されたと聞く。
ドイツ人にも随分腰の定まらない人が増えたという実感。
どう脅されたか、すかされたか、どこの国にも、醜態の標本になるような、資格半分の首長がいるものだ。
「日本は単一民族」と口が滑った大臣はクビにと騒ぎ、隣国の民族同化に名を借りた文化抹殺には「見ん族」の姿勢維持。
白い手袋をした赤い手が、やがて伸びてくることにはマスクで無口。
いま流行のメディアマスクは、左半分にジッパー付き。
散歩道では、気の早い桜がチラホラ咲いているのを、つい何日か前に見かけた。
Web には、島全体に桜が咲いているのかと見紛うような写真があった。
フィルターをかけると、画像も、人の話も、まったく違って受け取られるものになる。
そんな技を、平然と外交に使ってくる、覇権症に執り付かれた人が、すぐ隣の海の向こうにいる。
用心、用心、ご用心!
ニュースの表現には、ときどき引っ掛けが使われる。
おや、と思わせ見出しで人を捕まえる仕掛けもその一つ。
「縦割りを『NHKがぶっ壊す』」
この記事には見事に引っ掛けられ、つまらない記事を読まされた。
巧くはまったつもりかもしれないが、ニュースでダメメディアを支えるような臭いが漂うので、これはよくない。
日本の科学者の代表機関として、科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的とする日本学術会議の会員に任命され損なった数名が、外された理由を説明しろと騒いでいる。
彼らは、安全保障関連法などに反対したという自分の行為が、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることととは無関係だとする非科学的思考の持ち主たちなのだろう。
国防は政治問題だから、その政策に反対することは学術研究とは無関係だという理屈なのか。
「活動は政府から独立して行われる」という法文を抜き出して、都合のよいこじつけ解釈がされるように、わざわざそれを報道する放送機関もある。
巧妙なつもりのそんなやり口が、バレバレであることに気づかないのか、視聴者をバカにしているのか、なんとも腹立たしいニュースがあったことを知ってしまった。
世界の最高峰はエベレストと信じ込まされてきたが、
8,848メートルというあの高さは、どこからどこまでなのか。
地球の中心から測れば、もっと高い山がアンデスにあるという。
さて、地球の中心ってのはどこなんだろう。