エバンジェリストという専門職があるそうです。
原意は福音書の著者、福音伝道者ですが、むずかしいことをわかりやすく説明し伝えていく役割を担う仕事のようです。
この"わかりやすく"がなかなかの曲者です。
山なみを長く見えるある一方から眺めた姿と、その反対側から見た風景がまったく違うように、政策の話になると「働き方改革」などとさもわかりやすそうに呼んでいる法案が、目指すところは全く理解できません。
議会では、それを解明させていくことよりも、いい加減な役人の作りあげたデータの不備をつついて、総理が謝ったと得意げに書きたてます。
間違っていたとか間違いを謝らせたとか、そんなことはこの法律改正がもたらす結果には無関係なのです。
何がどうなっていくのか、それをわかりやすく解きほぐしていく、その過程を伝えないニュースは、愚報山脈の名に恥じない立派な巨峰と言えるでしょう。
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