酒に酔って正体を失い暴言を吐いた議員が、所属の党から処罰を受けました。
その人が、また議会で裁かれようとしています。
国会は、国権の最高機関です。
国の存亡にかかわるような国体毀損行動や、身分詐称があれば、国会の自浄行為としてそれを裁く必要はあるでしょう。
しかし、酔漢の雑言をわざわざとりあげて裁きを下すような雑事は「国権」とはかかわりがありません。
建設的意見の積み上げや議論が必要な議会で、むやみに議員を裁きたがるのは、法廷のまねごとをしてみたいという奇妙な欲求をただよわせた空気が、あの場所に充満しているからでしょうか。
それでは動物園の猿山と変わらないような気がします。