≪犠牲≫
犠牲とは いけにえ もともとは祭のときの供え物
はじめは 生きた動物だったのに
生きたままでは 逃げられてしまうので
動けなくして 供える習慣がついてしまった
自分が動けなくなっても
なにかのために だれかのために
なればよいというのも 犠牲
人間の立場は 逆転しやすいから
自分のために だれかを犠牲に仕立てる
たちの悪いのも現れる
ことばは 同じ音でも 意味がずれてくる
犠牲が 擬制になると
実は違うことを 同じにしてしまう
わかりにくい インチキ
どこかの国では 得意技に擬製というのもあって
違うものを作って ほんものに見せる
気をつければわかる インチキ
擬勢という 強がって見せるのもある
弱い者の 見せかけの勢い
これまた すぐわかる インチキ
ほかにもうないかと思ったら 偽政というのもありそう
政治にたずさわるふりをして
政治とは無関係な言い合いを仕掛け 擬勢を振り回す
こんなインチキが 国のだいじな行事として
その実況が TV放送される
それを有料で視聴させられる 犠牲者は数えきれない
私は見ないと言っても おカネは取られる
これは 気づきにくい インチキ