予想も想定もしてなかったことが起こると、リスクという言葉が引っ張り出される。
危険と言ってしまうと、避けられたのではないかとやられるので、カタカナにして霞をかけようという幻語技である。
リスクとは危険ではなく不確実性、備える対象ではなく覚悟の対象の意味が強いが、覚悟とも言い難いからリスクと言っておいて、あとは聞きわけにゆだねる寸法なのだ。
リスク情報の共有という言葉を聞くこともあるが、それは、皆さんこれぐらいは覚悟しようということで、失敗責任の全員分担とお手上げ感の共有の呼びかけにしか聞こえない。
リスクに関して示される図式は、作った人の想定によるものだから、想定できないことを想定したかのように語る補助材料で、そのときなるほどと思っても、まず宛てにはならない。
リスクという言葉は、言葉自体に不確実性を含んだ、なんとも怪しげなカナ言葉なのである。
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