おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡391

2009-02-12 | ジパング
パッと見、これって、なんて美しい信頼関係…!(嫌み)って、思っちゃいました。
実際は、相手と自分の持つ切り札を天秤にかけただけなんだけど。

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草加が差し出した軍刀に対し、「何をたくらんでいる?」と訝しがりながら、角松がそれを掴んだ瞬間だった。
草加は刀で角松を押し倒し、ポケットに忍ばせていた拳銃を向ける。
態勢を崩した角松が振り下ろす軍刀をよけた草加は、そのまま銃を発射!
が、それは角松を撃とうとしたものではなく、「みらいが大和を撃沈する」との角松の言が本物かどうかを計るためだった。
そして、どれだけの時間、角松からの連絡が途絶えれば攻撃されるのかを、その表情から読み取った草加は、自ら時限起爆装置に歩み寄る。
その頃、迫り来る米艦隊は、偵察機により大和が無人航行していることを察知していた。

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ほんとにさ~、草加のやること成すこと、芸が細かすぎてついていけません orz...
そりゃ確かに、言葉の内容が真実かどうかを確かめるためには、“人間、追い詰められれば、本当の自分を出す”っていう言葉どおりに、角松を試してみるのもいいかもしれないけど、そこまでしなくても角松がバカ正直だっていうことは、草加が1番良く知っているはずじゃない。
だからこそ、おめでたいだの何だのと、相手を信じきる角松に言ってたんじゃなかったの?

たとえみらいに大和が撃沈されるとしても、自分の信念(原爆を米艦隊に使用する!)だけは貫こう、自分の手で時限装置を止めることだけは決してしない、と考えるのが本来の草加のあり方だと思うのだが。
だから、今の話の流れが、どうにも納得できなかったりしている私がいる。

角松の心理を読み取る力には恐ろしく長けている草加だけど、みらいのミサイルを過大評価しすぎなのはなぜなのだろう?
柳が言っていたように、ミサイルを受けても、大和が10時間位は持ちこたえる可能性を考えてみたりしないのかな。
自分で考えなくても、そこは“そうなる不安を抱える作戦だということが、頭のどこかにあるはず”の、角松の表情から読み取ればいいのに…。
(↑無理難題…^^;それは今後に期待、ってとこなのかな)

う~ん、やっぱり草加にとってのメリットが何もないこの状況、どう考えてもこのまますんなり行くとは思えない。
米軍、特に今回はカーネルの動き待ち、っていうのも単純すぎるし。
(いずれ対峙することになる3人だとは思うけれど)

グールドに“存在しなかったことにしたい”と言われるまでもなく、すでに米軍から狙われているみらいが、大和よりも先に攻撃を受けて、タイミング良くそれが角松の耳に入った場合、草加が態度を覆す可能性はありますよね。
ほんと、そんな感じで絶対、時限装置解除に妨害が入ると思う!!
(なぜかそれを想像、いや妄想してウキウキする私…;)
草加にはもうひと暴れ(?)してほしい、いや、してもらわないとね。

でも、なんかね…話を分析する事無く表面的に今号を見てみると、この二人、いつも一緒に何やってんだ、って感じなんですよね。
お互いの気持ちを計るために、危なっかしいものを持ち出したり。
表情だけで答えがわかったり。
801の格好のネタになりそうだ…(^^;)

表紙も、この二人か~と思いました。
あっさりしすぎているのは、巻頭カラーの充実のせい、と考えておこう。

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