結果的に角松は、草加の本音をようやく引き出すことができたようです。
って、あんな言われよう… orz...
**************************
原爆をめぐる交渉に入る前に、角松は自分以外の隊員を退去させたい、と草加に告げる。
退艦に際し草加は、主倉庫前を固めていた軍人らがその警護に当たるよう厳命し、多くの大和乗組員も救命筏で脱出を開始する。
草加は角松に問う。
"みらいのミサイルで原爆もろとも大和を沈めれば済むものを、時限装置を止めることにこだわる理由を聞きたい"と。
「最終目的が連合軍との講和なら、大和を米軍に拿捕させ、原爆を引き渡せ。それが講和へのカードとなる」
そう語る角松に対し、草加は、米軍と緊密な関係にあるという海自の指揮官でありながら、アメリカを全く理解していないおめでたい人間だと言い捨てる。
**************************
角松に対し、草加は「相変わらずおめでたい」とバッサリ切り捨てましたね。
確かにそのとおりなんです…。
何もこちらから進んで、アメリカに大和を拿捕させ、原爆をくれてやる必要はないわけで。
草加が最初言ったような、「原爆もろとも大和を沈める」のが正解なんじゃないか、って私的には思うのです。
我々の歴史の中で、大和があんな最後を迎えたという事実があったせいなのだろうけど、なぜだか大和は日本人の誇りみたいな気持ちがあるから、どうせ沈む運命にあるなら我々日本人の手で…という考えは、現代的というより戦時中の思想に近いのかな…?(^^;)
でも、乗組員は全員退去して犠牲者を出すこともないし、敵に拿捕なんかされたら、せっかく大和の製造を極秘にしてきた意味がなくなるというもの。
(製造技術もアメリカに盗まれます)
原爆に関しては言わずもがな。
確かに現時点でアメリカは、原爆の製造がうまくいかず焦っている状況ではあるけれど、別に敵に渡さなくても、アメリカは自前で完成させることがわかっているのだから、その完成を早めるために手を貸す必要はないということです。
普通に考えれば、大和と原爆を"引き渡す"以前に、大和に立てこもり原爆をチラつかせ、それこそアメリカとその場で交渉する方向に持っていくのが正しいやり方だと思うのですが。
たとえ大艦隊に取り囲まれたとしても、その場だけはしのげるはず…。
角松が「大和を拿捕させ原爆を引き渡す」なんて言っちゃったことに関しては、本当に理解できないし、海自の指揮官とかいうレベルの問題じゃないと思うんですよ。
これはもうストーリーの展開上、「ボケ(角松)がないと突っ込み(草加)入れられない」ということで、役割的にこのような発言になったのではないかと分析しておきます。
角松がおめでたい発言(どちらかと言えば「痛すぎる発言」)をしていることは誰もが認める事実として、今度は草加の言動の方を…。
数年前に、某所でこんなことが書かれていました。
“かわぐちかいじの漫画に出てくる人物は、焦ったり動揺したり緊張すると顔に汗をかく”
…確かに注意して見るとそのとおりなんです。(是非確認してみて下さい!)
そして先週号、角松と草加が会話をする時の表情を見ていて、両者の顔に汗が浮かんでいないことに気付いていました。
みらいという切り札を出したことで、優位に立ったかと思われた角松でしたが、今週号では一転、草加に思いっきり小バカにされて動揺…。
反対に草加には、先週今週共に汗がありません。
草加の思想・信念に確固たるものがあるのが見て取れ、実際それは理解できるところです。
が、やはり書籍で終戦以降の日本を知っただけの草加には、戦後の日本人の考え方・生き方はわからないんだろうな~と、なぜか今号を見て思ってしまったのですよ。
(先日「沈黙の艦隊」のアニメを見たので、そこから色々と考えさせられたせいかな…。この件はまた後日)
それに、航空機に積めない大きさの原爆だから艦艇に積んで…なんてことをやっている草加だって甘すぎるし。
米艦隊を相手に原爆を炸裂させ、仮に全てを消し去った場合(海面スレスレで爆発した場合、上空でのそれに比べて何割減になるんだろう?海での爆破には意味がない、とは前から言われていること)、それがアメリカにとって大きな痛手になると草加は本気で思っているんだろうか?
…それこそ「そんな脆弱な国家が世界の覇権を握れるわけない」のですが。
草加の理解する“アメリカ”とやらを説明して欲しいものです。
お互いがお互いの言い分を主張しても、どちらかが折れることはありえないし、この先2人で延々と言い合っていても何も始まらない。
絵的には、手に小銃を持つ角松と軍刀を持つ草加、殺し合いなら角松有利なんですが(^^;)、次号はちょっと一息入れて場面を変えたいところです。
っていうか、変えてくれ!
*********
ところで、先日ブログの「メッセージを送る」から1件のコメントをいただきました。
「角松教のホームページはこちらですか?W」
ブログをホームページとは普通言わないし、角松教ってなんでしょう?
何が言いたいのか頭の悪い私にはよくわかりませんが、私はここで角松を崇拝するつもりは全くありません。
好きな作品は必ず主人公目線で見るので、現代を生きてきた角松目線で、今の日本を生きる人間の1人としてジパングを読んでいるというだけのことです。
角松という“キャラクター”を愛しているわけではなく、ジパングというストーリーと、その主人公が好きで、ここに感想と個人的考えや、ストーリー展開の分析めいたものを書いているだけなので、その内容が気に入らないとか、おかしいと思うのなら無視すればいいだけの話じゃないでしょうか。
あくまで原作者はかわぐちかいじで、作品の受け止め方は10人10色ですから、私はキクチストや草加ファンのブログも楽しく読んでますよ。
…最近、書き逃げのようなコメント続きで正直…凹。
「メッセージを送る」のパーツも削除させていただきました。
私の書く内容を不快に思った方は、見る価値のないブログということで捨て置いて下さい。
長くなってしまい本当にすいません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
って、あんな言われよう… orz...
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原爆をめぐる交渉に入る前に、角松は自分以外の隊員を退去させたい、と草加に告げる。
退艦に際し草加は、主倉庫前を固めていた軍人らがその警護に当たるよう厳命し、多くの大和乗組員も救命筏で脱出を開始する。
草加は角松に問う。
"みらいのミサイルで原爆もろとも大和を沈めれば済むものを、時限装置を止めることにこだわる理由を聞きたい"と。
「最終目的が連合軍との講和なら、大和を米軍に拿捕させ、原爆を引き渡せ。それが講和へのカードとなる」
そう語る角松に対し、草加は、米軍と緊密な関係にあるという海自の指揮官でありながら、アメリカを全く理解していないおめでたい人間だと言い捨てる。
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角松に対し、草加は「相変わらずおめでたい」とバッサリ切り捨てましたね。
確かにそのとおりなんです…。
何もこちらから進んで、アメリカに大和を拿捕させ、原爆をくれてやる必要はないわけで。
草加が最初言ったような、「原爆もろとも大和を沈める」のが正解なんじゃないか、って私的には思うのです。
我々の歴史の中で、大和があんな最後を迎えたという事実があったせいなのだろうけど、なぜだか大和は日本人の誇りみたいな気持ちがあるから、どうせ沈む運命にあるなら我々日本人の手で…という考えは、現代的というより戦時中の思想に近いのかな…?(^^;)
でも、乗組員は全員退去して犠牲者を出すこともないし、敵に拿捕なんかされたら、せっかく大和の製造を極秘にしてきた意味がなくなるというもの。
(製造技術もアメリカに盗まれます)
原爆に関しては言わずもがな。
確かに現時点でアメリカは、原爆の製造がうまくいかず焦っている状況ではあるけれど、別に敵に渡さなくても、アメリカは自前で完成させることがわかっているのだから、その完成を早めるために手を貸す必要はないということです。
普通に考えれば、大和と原爆を"引き渡す"以前に、大和に立てこもり原爆をチラつかせ、それこそアメリカとその場で交渉する方向に持っていくのが正しいやり方だと思うのですが。
たとえ大艦隊に取り囲まれたとしても、その場だけはしのげるはず…。
角松が「大和を拿捕させ原爆を引き渡す」なんて言っちゃったことに関しては、本当に理解できないし、海自の指揮官とかいうレベルの問題じゃないと思うんですよ。
これはもうストーリーの展開上、「ボケ(角松)がないと突っ込み(草加)入れられない」ということで、役割的にこのような発言になったのではないかと分析しておきます。
角松がおめでたい発言(どちらかと言えば「痛すぎる発言」)をしていることは誰もが認める事実として、今度は草加の言動の方を…。
数年前に、某所でこんなことが書かれていました。
“かわぐちかいじの漫画に出てくる人物は、焦ったり動揺したり緊張すると顔に汗をかく”
…確かに注意して見るとそのとおりなんです。(是非確認してみて下さい!)
そして先週号、角松と草加が会話をする時の表情を見ていて、両者の顔に汗が浮かんでいないことに気付いていました。
みらいという切り札を出したことで、優位に立ったかと思われた角松でしたが、今週号では一転、草加に思いっきり小バカにされて動揺…。
反対に草加には、先週今週共に汗がありません。
草加の思想・信念に確固たるものがあるのが見て取れ、実際それは理解できるところです。
が、やはり書籍で終戦以降の日本を知っただけの草加には、戦後の日本人の考え方・生き方はわからないんだろうな~と、なぜか今号を見て思ってしまったのですよ。
(先日「沈黙の艦隊」のアニメを見たので、そこから色々と考えさせられたせいかな…。この件はまた後日)
それに、航空機に積めない大きさの原爆だから艦艇に積んで…なんてことをやっている草加だって甘すぎるし。
米艦隊を相手に原爆を炸裂させ、仮に全てを消し去った場合(海面スレスレで爆発した場合、上空でのそれに比べて何割減になるんだろう?海での爆破には意味がない、とは前から言われていること)、それがアメリカにとって大きな痛手になると草加は本気で思っているんだろうか?
…それこそ「そんな脆弱な国家が世界の覇権を握れるわけない」のですが。
草加の理解する“アメリカ”とやらを説明して欲しいものです。
お互いがお互いの言い分を主張しても、どちらかが折れることはありえないし、この先2人で延々と言い合っていても何も始まらない。
絵的には、手に小銃を持つ角松と軍刀を持つ草加、殺し合いなら角松有利なんですが(^^;)、次号はちょっと一息入れて場面を変えたいところです。
っていうか、変えてくれ!
*********
ところで、先日ブログの「メッセージを送る」から1件のコメントをいただきました。
「角松教のホームページはこちらですか?W」
ブログをホームページとは普通言わないし、角松教ってなんでしょう?
何が言いたいのか頭の悪い私にはよくわかりませんが、私はここで角松を崇拝するつもりは全くありません。
好きな作品は必ず主人公目線で見るので、現代を生きてきた角松目線で、今の日本を生きる人間の1人としてジパングを読んでいるというだけのことです。
角松という“キャラクター”を愛しているわけではなく、ジパングというストーリーと、その主人公が好きで、ここに感想と個人的考えや、ストーリー展開の分析めいたものを書いているだけなので、その内容が気に入らないとか、おかしいと思うのなら無視すればいいだけの話じゃないでしょうか。
あくまで原作者はかわぐちかいじで、作品の受け止め方は10人10色ですから、私はキクチストや草加ファンのブログも楽しく読んでますよ。
…最近、書き逃げのようなコメント続きで正直…凹。
「メッセージを送る」のパーツも削除させていただきました。
私の書く内容を不快に思った方は、見る価値のないブログということで捨て置いて下さい。
長くなってしまい本当にすいません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。