母のおせちと介護

2023年12月29日 22時00分20秒 | 伝統

 今日も暖かい日でした。

最低気温も少し上がり、2.1℃。

最高気温は昨日とほぼ同じの13.8℃でした。

 

 

 

 今朝の果物

 

 昨日ショートから帰って来た時からそうで、不調と言うほどではないのですが、母の活気がいまいち。

もちろん98歳ですから(5月が来たら99歳)、活力があると言っても元気満々ではないです。

不調ではないですが、不調の時にする仕草の痰や唾液が気になって絶えず口を触わる動作や嫌~な表情というのはしています。

元気がないと言ってもどよんとしているわけではなく、昨日も、先週も感じたのですが、穏やかであり、やはり寝る時間が長くなったという印象です。

食欲に関しても食欲不振ではないですが、量が減りました。

寝ている時はあちらに行く準備をしているのでしょうか。

このまま亡くなれば「老衰」となるのだろうなあと思います。

母より1歳下のエリザベス女王が突然亡くなって、ご病気だったのかと思いましたが、発表は「老衰」でした。

 

 

 今朝はいつものようにフレッシュフルーツジュース250ccとレーズンバターロール3個&カフェオーレ300cc。

全部、食べ切れず、お昼に持ち越し。

朝食の途中から寝始めました。

最初はベッドには行かないといつも言いますが、しばらくするとしんどくなるのかベッドに行って寝たいと言い始めます。

 お昼頃にペースト食の「おせち」を見せると「食べたい」と言いました

そして、冷蔵庫から出して置くよう言われました。

 

まるで普通のおせちのようですが、素材そのものは黒豆だけでした。

母が最初に食べたのは人参。

「美味しい」

 

それぞれペーストにして成型。

そして、人参も椎茸も牛蒡もその味がしっかりします。

 

 

母のこの「湯葉のちりめん山椒和え」は「もう要らない」と言いました

看護師さんがいらしてからも食べていましたので、大体三分の一位を食べました。

家庭ではこんなに少しずつをミキサーにはかけられませんし、成形することも難しいです。

珍しいのか母が喜んで食べてくれていますので良かった~

 ちなみに今年のお正月はこのようでした。

母が食べなくなりましたのでこぶりですが、恒例ですので作りました。

 

岡山スタイルのお雑煮

焼いたブリに、澄まし汁です。

お餅は小さく切った記憶がありますが、もう食べることは出来ません。

 今日の看護師さんは一番の担当の看護師さんでしたが、面白い方で今日は本当に涙が出るほど、お腹が痛くなるほど笑いました。

こんなに笑ったのは久し振りでした。

「何がそんなに可笑しかったのか」ですが、私が15時のお薬をヨーグルトで飲ませている時、看護師さんが母を頭の方に廻ってひっぱりあげようとなさってスプーンが母の口廻りのどこかに当たって、母は笑いどころではなかったとは思いますが、看護師さんが「ごめんねぇ。私が来るとひどい目にあわされるわねぇ」と

明日の担当もK看護師さんなのか伺うと「ごめんなさいね。又、私なの」

いつも謝られるのでそれも可笑しい。

帰り際も必ず「じゃあ、ごめんね。今日はこれで帰るね」と必ず言われます。

何か出来なかった場合は「ごめんね。明日、がんばってサービスするから許して」でしたっけ、とにかく、面白い

この方は天然も入っていらっしゃるのか、場を和ませる力がおありのようです。

男性ばかり家でも彼女1人がいるとパァ~と明るくなりそう。

 

 

 

 水仙が咲いた

 

 

これはブルームーンです。

 

 

明日は深紅のバラを切ろうか、どうしようかと思案中。

 

 

 16時からは今年最後のリハでした。

先週の続きで「来年の抱負を考えてくれました

母、ノーコメント。

長生きの秘訣について「マイペース」かなと今日話をしました。

鈍感力もあるかも。

注射やワクチンなどで調子が悪くなるということもまずありませんし、何より本人がそんなことは気にしていません。

でも、最後の4回目のコロナワクチンだけは調子が悪かったようで、ドクターに言われても「もういいわ」。

拒絶は調子が悪くても大きな声で、声が出ない時は態度で断固拒絶します。

その力たるやすごいものがあります。

今日、母が98歳ということが話題に出ましたので、私が母に聞きました。

お正月が来たらひとつ年を取って99歳になるのか、誕生日でなるのか。

昔はお正月だったようですが、最近ではお誕生日なので、母の中ではどうなのかなと思って聞いたのですが、答えは「知らん」「わからん」

即答だったので、リハの方が「そんなに言ったらお話が続かないじゃない」と言われましたが、次も同じようなことを私が聞いたら、即答で同じ返事でした

リハの方曰く「こういうのが長生きの秘訣かも」

感情表現もあまりするタイプではなく、「知らん」「わからん」。

自分のことなのにと思うこともしばしばあります。

私は情緒的で敏感(時に過敏で困る)ですが、母は真逆です。

 でも、今日、お花の水遣りをしながらつくづく思ったのは、母の介護が出来て幸せだったのは私の方だと・・・。

確かに大変なこともありますし、これからもあるでしょう。

でも、真逆な母の介護をすることによって、癒されていった関係性もあります。

今では大きな口を開けて、まるでヒナみたいな母の食べっぷりを見て、かわいい~~~

いえいえ、時にイライラもします。

こぼしたり汚したり。

でも、段々とそういったことも減ってきて、穏やか~になってきました。

今の母との静かな穏やかな生活が好きです。

介護歴2011年からですから(2011年のクリスマスにやっとやっとパーキンソンと診断)、かれこれ12年。

最初は要支援でした。

今は要介護4。

間もなく介護認定があるようですが、多分、同じく要介護4だと思います。

介護って長いって聞きますが、振り返ると本当に長い

もちろん初めから今のように手がかかっていたわけではありませんが、それは振り返るからわかることで、その時はその時でせいいっぱいだったような。。。

今もあとから振り返ったら「まだ余裕があった」とか思うのでしょうか

とにかく、今、言えることは今、幸せな毎日を送っているのだけは確かということです。

ひとそれぞれ家庭の環境も関係性も違いますから、介護の仕方も当然変わってきます。

100人いれば100通り。

全部が正解だと思います。

私も望んで今の生活を始めたわけではなく、結果的にこうなったという感じです。

 

 

 

 

 

 

★致知一日一言 【今日の言葉】2023.12.29

 

本当の幸せはどこにあるか

 

ちょっとでも立ち止まって
親の顔を見るとか、友達のこと、
親切にしてくれる人のことを
少しでも思ってみることができれば、
生きているうちに幸せを
かみしめることができるんじゃないかと
思います。
━━━━━━━━━━━━━━
黒柳徹子(女優)
○月刊『致知』2000年9月号
特集「人生を幸福に生きる」より
━━━━━━━━━━━━━━

●人生を幸福に生きるとはどういうことか。
黑柳徹子さんの次のお話からは
とても大切なことを教えられます。

……………………………………

ソントン・ワイルダーという
アメリカの作家が書いた
『わが町』というお芝居があります。
 
主人公はエミリーという女の子ですが、
彼女は自分の子どもを産んだあと、
二十何歳かで死ぬんです。
お姑さんたちは先に死んでいて、
舞台の右と左にこの世とあちらの世界があるという
終わりのほうのシーンで司会者が、
「自分が一番幸せだったと思う日、
たった一日だけこの世に帰らせてあげる」
というんです。

エミリーは十二歳のお誕生日の日を選びます。
お父さんお母さんはもちろん若いですよね。
エミリーは
「パパとママがこんなに若かったなんて知らなかった」
なんて初めて気が付くんですね。
家の中やお庭には懐かしくて素敵なものがいっぱいある。
でも、皆素敵だから当時はわからなかった。
 
そして再び死んだ人の世界に帰って、
「本当の幸せが、わかっていなかった。
命が何万年もあるみたいに思い込んで。
人間って、生きているときって、
何も見ていないんですね。
家族がちょっと顔を見合わせたり、
いまが幸せだということに気付いてはいなかった」
と姑に言うんです。
 
昔、私もエミリーの役をやったことがあって、
やっているうちに
涙が出てきてしまうようなお芝居なんですが、
幸せって何だろうと考えるとき、
そのときそのときの自分が
幸せだと感じられればいいんだけれども、
親と顔を見合わせる暇もないほどに忙しくしてしまって、
なかなか気が付かないんですね。
 
ちょっとでも立ち止まって親の顔を見るとか、
友達のこと、親切にしてくれる人のことを
少しでも思ってみることができれば、
生きているうちに幸せをかみしめることが
できるんじゃないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

★バラ十字会メールマガジン(毎週金曜日配信・・・次回は1月12日)

 

【期間限定】雑誌PDFファイルをプレゼントします

 


バラ十字会日本本部AMORC


【ぜひお友達にもこのメルマガを教えてあげてください】⇒

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こんにちは、バラ十字会日本本部の本庄です。

歳末の慌ただしいこの時期に、このメルマガをお読みいただき、ありがとうございます。


いかがお過ごしでしょうか。



先週の金曜日は冬至の日でした。

二分二至(春分、秋分、夏至、冬至)を記念することは、古くから、ヨーロッパの神秘学派の伝統になっており、当会にもその慣習が伝わっています。


特に冬至は、一年の中でももっとも暗い時とされ、それゆえに、光がこれから戻ってくる時節として、古代から世界中で祝われていました。


参考記事:『なまはげとクケリについて』

https://a07.hm-f.jp/cc.php?t=M1094174&c=3304&d=ed84



2023年の冬至を記念して、このメルマガをご愛読くださっている皆さんに、雑誌『バラのこころ』のPDFファイルをプレゼントさせていただきます(都合により今回は一週間遅れてしまったことをお詫びいたします)。

『バラのこころ』は、神秘哲学、科学、芸術をテーマにバラ十字会AMORCの日本本部が1981年より年に4回発行している雑誌です。



お読みになりたい方は、2024年1月5日(金曜日)の15時までにダウンロードしてください。

(バラ十字会日本本部AMORCは、この雑誌の著作権を放棄しておりません。無断でこの雑誌を販売すること、無断で不特定多数に再配布することを禁止します。ご友人に紹介なさる場合は、この電子メール全体を転送してください。)



掲載されている記事は次の通りです(すでにお読みになっている方も、カラーの写真とイラストをお楽しみください)。

* * *

◆ チベットの聖地カイラス山

荒涼とした登頂困難なアジアすべての山の中でも、ヒマラヤのこの山は特に神聖であるとされています。

多くのヒンドゥー教徒とチベット仏教徒にとって、この山は宇宙の中心であり、絶対的な平和の土地であり、神々と賢者と不死なる者の住処です。

この山の周囲を苦労して巡礼したドイツ人の著者が、その体験を写真とともに語ります。


◆ イスラムの神秘学、スーフィズム

何世紀にもわたり、イスラム教の一派であるスーフィズム(Sufism:イスラム教の神秘学)の高度な精神性、儀式、実践は、詩人や芸術家にインスピレーションを与え、並外れて美しい詩や芸術が生じました。

スーフィズムの神秘家はスーフィと呼ばれます。この記事では、さまざまなスーフィが用いていた実践の手順が解説されます。

スーフィズムの伝統絵画とともにお楽しみください。


◆ 活力を維持するために

漢方医学でもバラ十字の哲学でも語られることですが、生命力には2つの種類があります。プラスの極性を持つ生命力と、マイナスの極性を持つ生命力です。

この2つは両方が高いレベルにあるとともに、バランスしていることが健康にとって重要です。

それを実現するための生活の習慣、食事に関する留意点、エネルギーの過度な流出を防ぐテクニックが解説されます。

また、思考、感情を整えることも有効であり、そのための瞑想の方法が紹介されます。


◆ 深遠なる平安 -自身のソウル(soul:魂)を見いだすという挑戦

人生において、成長し進歩していくには挑戦が必要です。挑戦がなければ人生は新鮮さを失い停滞してしまいます。しかし、どのような挑戦を選べば良いのでしょうか。

「今夜の夕食は何にしようか」という単純なものから、「私の人生で最も重要な目標は何か」という複雑なものまで、その答えは、自身の心の深奥が発する内なる声に耳を傾けることで見いだすことができます。


◆ ある達人の逝去について

この記事は、本会の米国本部の雑誌で1928年に公表されたものです。ヘリオスという人物の逝去、2000年以上にわたって繰り返された彼の転生の記録が紹介されています。

どうぞお読みになって、その信憑性をあなた自身で判断なさってください。

しかしいずれにせよ、この記事の後半は、私たちがどのように人生を過ごすべきかということに関する、聡明かつ実際的なアドバイスになっています。


◆ 3つの愛

非暴力の抵抗運動で人種差別と戦い、ノーベル平和賞を受賞したマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)が、愛の3つの種類について語っています。

◆ バラ十字古代エジプト博物館のコレクションから -アモン神に仕えた歌姫の記念碑

神殿の音楽家であったこの女性の記念碑からは、古代エジプトにおいて、女性の評価と地位がとても高かったことがわかります。

* * *

下記がダウンロード先ですので、手に入れてお楽しみください。

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2024年1月5日(金曜日)の15時に消去しますので、お読みになりたい方は、それまでにダウンロードしてください。



スタッフ一同、読みやすさに細心の注意を払って翻訳を行なっています。

お楽しみいただければ幸いです。


また、よろしくお付き合いください(^^)/~



【特別なお知らせ】 この雑誌のバックナンバー(電子書籍版)の144号が1月2日午後4時まで、156号が1月4日午後4時まで無料です。下記のサイト(Amazon)で入手してください。他のバックナンバーは購入することができます。

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内容を気に入ってくださいましたら、カスタマーレビューで評価をお願いします。


◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇

■編集後記

来週はこのメルマガの配信をお休みさせていただきます。次の配信は1月12日(金)になりますので、来年もよろしくお付き合いをお願いします。よい新年をお迎えください。


ケイトウとセンニチコウが咲いています。

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◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇


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4 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2023-12-29 23:55:39
お母様は強い方ですね。やはりそれが長生きをされている理由なのでしょう。それとピエリナさんという娘さんがいられることも長生きできる理由だと思います。私の母は心臓が悪かったですから92歳で亡くなりましたが、やはり強い人でした。が、ピエリナさんのお母様のように長生きをされたら私は困るところだったかもしれません。だから、ちょうどのところで神様が天国に連れて行ってくれたのだと思います。私の母と同い年のピエリナさんのお母様のお話を読ませていただいていると母が生きていてくれていたら、こういう状態になっていたんだろうなと感慨深いです。

いつも読ませてくださってありがとうございます。
水仙さんへ (ピエリナ)
2023-12-30 21:23:10
こんばんは、水仙さん(^^)/

お返事がすっかり遅くなりすみませんでした。

この年代の人は戦争も体験していますし、心身共に強く出来ているように思います。
同い年でしたら、「生きていたら」って思われますよね。

母は私に老いてからの生き方や人生の仕舞い方をそれとは気が付かずに教えてくれている気がします。

すべてはきっと良く出来ているのでしょう。

こちらこそいつもありがとうございます
Unknown (星 光輝)
2024-01-02 09:48:10
自分が長い間ブログを怠けていても、お母様の生命を紡ぎをなされ脱帽の思いです。
雛鳥の大きな口をあけ食する行為は生命そのものです。そのなかに小さな幸せを感じ、癒されているのは私かもしれない、の思いに頭が下がります。
星 光輝さんへ (ピエリナ)
2024-01-02 20:20:26
こんばんは、星 光輝さん(^^)/

明けましておめでとうございます。

私の場合は日記のようなものですから。
だらだらと書いています

今日、面会に行ってきました。
最初はうなだれていましたが、途中からしゃきっとしてきて、又、かわいいヒナ状態になりました(笑)。

終わらないと何とも言えませんが、今の時点ではそうですね。
介護していることは私の為に良かったと思っています。

お忙しいそうですから、どうか体調にお気を付けて下さいね。

本年もよろしくお願い致します。

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