美大受験クラスの生徒作品をアップします。
この2作品はオリジナルではなく、好きな作家作品を自分なりにデフォルメして制作しています。
構図のバランス、絶妙な配色、描き込み方など優れた作品から学ぶことは沢山あります。
今回は勉強の一環として練習しましたが、入試本番では過去に高得点を取った作品や有名作家を模倣すると大きく点数を下げられることがあります。
例えば美術コンクール。毎年必ずと言っていいほど前回の大賞作品を真似た作品が出品されます。応募者は賞を取りたい想いなんでしょうが、当然結果は選外です。
主催者(出題者)が求めているのは昨年度の高評価作品ではなく、『今までに見たことがない優れた作品です。』
デッサンに比べこうすれば必ず高得点が取れるという指標がなく、テーマ性や独創性など描写力以外の要素も必要不可欠です。
色彩の基礎、模写練習が終わった生徒はそれぞれ自分らしい色合い、性格に合う技法、個性を発揮できる描き方など自分にしか描けない作品制作を心掛けましょう。
色彩は「考え方」、「受け止め方」が人によって異なります。ですのでより多くの講師に見てもらい意見を聞くべき科目だと思います。