あたぴぃのらくがきちょう Online

わりと徒然なるあたぴぃの日記。細かい情報ブログは目指してません、ご了承くださいませ。

大差の反対多数

2015-07-06 21:41:02 | その他いろいろ
ちょっと意外な大差になりました、ギリシャ国民投票。
EU 案反対が 60% を超えてくるとまでは正直予想外。

可能性としてどちらがどの程度歩み寄るのか、あるいは決裂するのか、
現時点ではなんとも言えない感じではあります。
EU 側も一枚岩ではない一方、絶対に説得する必要のある人がふたりほど。

EU 側の主導権はフランスとドイツが持っている構図になっています。
すなわち仏オランド大統領と独メルケル首相がキーパーソン。
…というのも、甘口解決になった場合にこの 2 ヶ国の財布ダメージが大きい。
実際に支払う国がどう考えているかはとてつもなく重要ということ。
ちなみにイギリスはユーロ圏ではないので今回の件ではほぼ外野。

で。

現時点では「EU が多少は譲歩すべき」と考えているのはイタリアスペインあたり。
そう、経済基盤的に弱めの国です。ギリシャの事情をある程度察する国。
これに対して国民投票後にフランスとドイツからは厳しめのコメント、
誤解上等で言うなら「信頼するに足る案を出せ」くらいの気配が出ています。

ギリシャがそこでフランスとドイツを納得させられる話ができるのか。

現状ポイントはそこになるのですが、個人的な印象では、厳しめ。
甘口に持っていったとして第二第三の危機が発生しないかとか
その辺を両国は考えているでしょうから、そこまでカバーできるかどうか…、
ここまでのチプラス首相の言動を見ている感じでは期待できないかも。

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なんとも言えませんが、向こう数日で劇的な動きがある可能性は高く。
場合によってはギリシャにとんでもない恐慌が訪れるかもしれません……。