行ってきました「手作り魂 ～９人９色のハンドワーク展～」

　ようやく、「手作り魂　～９人９色のハンドワーク展～」を見てきました。ほんとは、『とべないとりのおいしいBlog』の管理人、kozueさんが会場にいらっしゃる日にお邪魔したかったのですが、何だかここのところ急に忙しくなってきて、会期中行けそうなのはきょうだけでした。

　kozueさんは、「編みぐるみ和菓子店」の店主さん。編みぐるみで和菓子を作ろうだなんて、どうして思いついたんでしょう～！と、感激しまくりで、４月の展示会のときは、和菓子をむにむにふにふに・し倒してきましたが、今回の手作り魂展も、「お触りOK」が出ていたので、心いくまで触ってきました。今回の目玉は箱入りうさぎまんじゅう。

　編みぐるみ和菓子店では、今まで和菓子を売り出したことはありませんでしたが、今回、特別に６個入りと12個入りの箱入りまんじゅうが売っています。

ポストカード

　こうしてうさぎまんじゅうがぎっしり並んでいるだけでも「むっふん♪」という気分になりますが、箱に入っているとなお可愛い。

　うさぎまんじゅうのモデルは、うさぎやのうさぎまんじゅう。薯蕷饅頭に、焼きごてで耳を、食紅で目をつけたものです。若い頃、懐石料理店にで働いていたことがありますが、冬には「えくぼ」というお菓子が出ました。白くて丸い薯蕷饅頭の真ん中にちょこんと丸い赤い点をつけたお饅頭でしたが、その食紅の点をつけるのは、我々の仕事でした。割り箸の細い方に食紅をちょっとつけて、お饅頭に色をつけるのが、意外に難しく、あんまり出来が悪いのは、お客様に出せませんでした。

　でも編みぐるみ和菓子店のうさきまんじゅうは、赤い目も茶色の耳もみんなちがう位置だけど、ちゃんとしたところについているべっぴんさん揃い。

　来年はうさぎ年。小さい子がいたら、お正月に箱を開けて、お年玉がわりにひとつずつ手のひらに載せてみたいなぁ。

　「手作り魂展」は、編みぐるみ和菓子店と、8人の作家さんたちの合同展覧会。どれもこれもチマチマと愛らしく、くすっと笑ってしまいたくなるような作品ばかり。茶柱立太さんの猫の熊手は写真しかなかったけど、とっても可愛かったです。やのさんのビーズでできた「かもねぎ」は、入院中の兄のお見舞いに持っていきました。オンラインで購入可能な作品もあるけど、ぜひ見に行って、実物大のチマチマを楽しんでいただきたいものです。

　東中野「ビタミンTee」にて、９月７日（火）まで開催中。