だからインドは止められない

　通勤電車の中でものを食べるなんて、行儀が悪い、と思っていましたが、きのうは、チーズナンを１枚食べちゃいました。


　インド人の友人から、「相談事があるから、時間のあるときに来て」と言われていましたが、ゴールデン・ウィーク中もバイト。たまたまきのう（５月５日）のバイトは、早く（といっても夜8時だけど）帰れることになったので、友達に「これから行く」と電話。

　結局、バイト先から友人のところまで、小一時間かかっちゃいましたが、相談事はそれなりに解決しました。電話やメールでも、話はできるけど、やっぱり、こみいった話は、会ってした方がいい。友人は日本語も上手ですが、それでも不安らしい。会話って、「会って話す」ですもんね。

　1時間ちょっと話をして、帰ろうとしたら、ビックリして、「一緒に食べようと思って、家に、夕ご飯の用意してあるよ！インドのお菓子も用意した」と言われました。いや、食べていると、帰宅が12時になっちゃうからさ…と、あわただしく駅に向かうと、携帯電話がかかってきて、「今、駅に行くから、ちょっと改札で待ってて！」といわれました。

　ほえ～、田舎に住んでいるから、１本電車を逃すと悲惨なんですけど…と、思いつつ、改札口で待っていると、熱々のチーズナンを持ってきてくれました。それからしばらくして、インドのお菓子を持った、友人の息子さんも、息せき切ってやってきた。改札のこっちとむこうで、受け渡しをしているうちに、泣きそうになってしまいました。


　ふかふかのナンは熱いうちに食べるに限る。おいしいものは、おいしいうちに食べないと、作ってくれた人に悪い。…そう思いながら、電車の中で、たっぷりチーズを練り込んだチーズ・ナンをつまんで、結局1枚食べました。焼きたてで、チーズが糸を引くほどアツアツ。夜も10時を過ぎているのに、電車の中でものを食っているオバサンって、コワイだろうな～。

　でも、これでいいのだ！