ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

故郷を観光 2

2007年05月03日 | まいにちのできごと

 翌日は晴れたので、朝から松代観光。まつだい駅から、南側にある松代城方向に、かたまって芸術祭の作品があります。松代城まで駅から2.4km。駅から作品を見ながら城跡まで行って、別のルートの作品を見ながら下山するコースをとると、農舞台に展示されている作品を合わせて、36個の常設展示作品を見ることができます。

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(写真はクリックで少し大きくなります)

 まずは、川を渡って、まつだい食堂の窓からも見えた「棚田」(イリヤ&エミリア・カバコフ)。去年見た時は、青々した夏の田んぼの中にありましたが、今はまだ水がはってあるだけ。

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意外に大きくて、身長163.5cmの私が並ぶと、このくらい(右)。

 早春の里山の空気は清浄でした。雪解け水の流れる川の水も、田に張った水もおどろくほどきれい。田んぼには、おたまじゃくし、ミズスマシ、メダカなどがたくさんいました。シダ類の山菜(コゴミ?)がすくすく伸びていて、ジュラ紀に来たような感じ。木もれ陽の中で、作品がしっくりしていました。

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平和の庭」(マダン・ラル)の作品の近くに蕗が伸びていました。

 このあたりは、十日町の市街地よりさらに雪がたくさん降りますが、今年は暖冬で雪が少なかったようです。「今を楽しめ」(シモン・ビール)の雪だるまは、冷蔵庫の中ですが、雪の季節に見たら、妙な感じかも?

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  「」(メナシュ・カディッシュマン)を見て、急な坂を登り切ると、松代城
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 お城といっても、コンクリートで再建された天守閣だけしかありません。ここで折り返して、山道を下ると、「棚守る竜神の御座」(國安孝昌)。これも山の景色と調和していますが、近づくと、かなり大きな建造物。すべて、木とレンガで組み立てられています。

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棚守る竜神の御座

 「フィヒテ(唐檜)」(トビアウ・レーベルガー)は、森の中にある図書館。本棚と、本を読むための椅子、照明器具が置いてあるだけですが、ひんやりとした空気と、木もれ陽がきれいでした。ここまで登ってくるのはいやだけど、夏の夕暮れ時なんか、照明がつくところも見てみたい気もします。

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 「かかしプロジェクト」(大岩オスカール幸男)は、山のあちこちから見えます。ひとつひとつのかかしには、松代住民の名前がついているので、声をかけたくなってしまいます。

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 「水のプール」(立木泉)は、きれいなモザイク・タイルでできた水入れ。下から水が吹き出ているのか、水は少しもよどんでいなくて、清浄。上から覗き込むために、足台があります。

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 なんだかんだと、3時間ちょっとかけて、ひと山分、36作品を見ました(続く)。


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