ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

ニューフィル千葉 定期演奏会

2008年06月02日 | まいにちのできごと
 友達に誘われて、ニューフィル千葉(ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉)の第83回定期演奏会へ。

 クラシックのコンサートなんて、滅多に行かないけど、行くとやっぱりいいもんですな~。冷たい雨の日でしたが、元気になって帰りました。演奏曲目は、

 ・モーツアルト 交響曲第31番 ニ長調「パリ」 K.297
 ・モーツアルト ピアノ協奏曲第26番 ニ長調「戴冠式」 K.537
 ・ベートーベン 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 作品55

 私のような、クラシックはほとんど聴かない人間でも、聞けば知っているフレーズがいくつもあるもんです。モーツアルトを聴きながら、(う~ん、ヘンデルとかに比べると、モダンだよね~。クラシックにモダンもないか…。伸びやかで、健全な音だ~)なんて、感動。

 さらにベートーベンを聴くと、さらにモダン。(「エロイカ」ってこんなんだっけ?いやはや、ハリウッド映画に使う音楽は、ベートーベンが基礎だねぇ…)なんて、感心したりして。

 実は、ベートーベンは、小刻みのバイオリンの音が、羽虫みたいで、イライラするし、欲求不満が解消されないというか、いい印象がありませんでした。「英雄」にも、羽虫のようなバイオリンがありましたが、退屈させない音楽構成で、3つの中では一番楽しめました。

 ニューフィルハーモニー千葉は、千葉県唯一のプロのオーケストラだとか。当日は、津田真理さんというピアニストがゲストで出演されましたが、音のひとつひとつが鮮明で、ド素人の私が聞いても、「音が違う!」という感じ。

 ティンパニーの格調高い生の音にも感激して、30数年前に、合奏団でティンパニーを担当していた男の子の顔を思い出しちゃった(名前は忘れた)。
        
 オーケストラというと、楽団員も多いので、コンサートチケットが高くて、なかなか気軽に聞きに行けませんが、ニューフィル千葉の定期演奏会は、かなりお得な金額設定です。私のように、ふだんクラシック・コンサートに行かない人にも、音楽のよさを紹介するという意味では、値段設定も大切なことかも。もっとも私は、友人に便乗して、タダで聞かせてもらったんですけど(^^;)。

 アンコールは、『バッハのG線上のアリア』。私の数少ないクラシック・コレクションにも、2バージョンある、お気に入りの曲でした。ふつうのテンポの演奏でしたが、ホントいうと、ゆ~っくり7分近くまで伸ばした演奏が好き。

 クラシックはレコードでいいや、と思っていましたが、コンサートで直に伝わってくる波は、やっぱり別物。ときどきは、森林浴ならぬ、音鈴浴もしたいもんです。

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