今年、はじめてパッション・フルーツを育ててみました。私の大好きな花、鉄線(トケイソウ、クレマチス)の仲間ですが、派手!
いくつも花がついたのですが、開花する時間が遅い上に、1日で花が閉じてしまうので、なかなか受粉できません。自然受粉は難しいそうです。ようやく、ひとつだけ、受粉に成功しました。
受粉してから数日後。受粉しなかった花は、落花します。
上の写真から1週間経過。順調に大きくなっています。
受粉したのが9月下旬で、その後ゆっくりと大きくなっていきましたが、11月に入ると、ぐっと気温が下がってきました。寒さには弱いらしいので、ベランダから部屋に入れました。昼間、日の当たりそうな窓際に移動させてひと月半経ったある日のこと、気が付くと実が枝から落下していました!
落下に気付いたのは、赤穂浪士討ち入りの翌日(当日?)、12月15日。ぽっきり首から落ちた実は、まるで吉良様のお印のようではありませんか!
赤紫に色づいてきたのは、実が落ちる1週間ほど前から。9月の終わりに受粉した花が、自然落下するまで3か月近くかかるんですねぇ…。苗を買ってきたのは5月くらいだったと思いますが、遅かったのかな?
ベジタリアンの中には、「肉は食べないけど無精卵は食べる」、「肉も魚も卵も食べないけど、牛乳や牛乳製品はOK」、「乳製品は大丈夫だけど、仔牛の胃から取るレンネットを使ったチーズはダメ」、「野菜は食べるけど、根菜は食べない」、「ニラやニンニク、ショウガといった香りの強い野菜は食べない」、「実を食べても植物そのものが死なないリンゴなどの果物はOK」など、いろいろな人がいますが、「枝についている果物は食べない。落ちた果物だけ食べてよし」というフルーティアンも、パッション・フルーツは食べられますね。
パッション・フルーツは、自然落下してから数日おいて、表面の皮がしわしわになるまで追熟します。
12月15日 12月19日
12月21日。ふたつに割ると、エキゾチックな香りが漂ってきます。
日本にはない、エキゾチックな香りが、「情熱の果物」の名前の由来かと思いきや、「パッション」は、「(キリストの受難」の方の意味でした。クレマチスの仲間は、日本では、時計の文字盤に見えるので「トケイソウ」と呼びますが、聖フランチェスコの目には、十字架と茨の冠、10人の使徒に見えたらしい。亜熱帯地方原産のパッション・フルーツにとっては、12月の埼玉で実を熟すことが受難だったともいえましょう。
実を食べ終わった後を見るとこんな感じ。
SF映画に出てくるエイリアンのようにも見えます。
花としては鉄線の方が好きです。特に濃い紫のテッセンはすてきですね~。
パッション・フルーツの花は受粉しないと、花を閉じて落ちてしまいますが、テッセンの花後はおもしろいんですよ~。
我が家のパッション・フルーツは行燈仕立て?のまま越冬中ですが、この後どうなるのでしょう。春までもつのか?
御挨拶のまえに寝ぼけた感想を送ってしまいました。
こちらでもよろしくお願いします。
自分で育てて食べられるまでにするって根気のいることでしょうにえらいなぁとーこちゃんは
輸入品のパッション・フルーツは1個300円くらいするようですが、自家製の実は、それよりずっとおいしかったです。
植物が育っていく様子を観察するのは楽しいですね。
あまり美味しいと思いませんでしたが、こっちでも庭で田の伸で栽培している人が増えました。
農家でもたくさん生産して、ジュースやケーキにしているようです。
丈夫なのでグリーン・カーテンにもいいそうです。
育てている人が多いのか、地物野菜コーナーに、いっときパッション・フルーツの実が売られていたことがありました。
ゴーヤの花は小さくて地味ですが、香りがいいので、大好きです。
鉄線の仲間なんですね。鉄線もあまり見たことないかもしれません。
食べられて花もきれいだと育てる楽しみも二倍のような気がします