ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

そんなに運転免許証は偉いのか

2012年03月04日 | まいにちのできごと

 相変わらず母の葬式後の事務手続で四苦八苦。 そりゃ、80数年の人生はそんなに簡単に終わりはしないと思うけど、延々と続く事務手続にはいいかげんうんざり。

 平日フルタイムで働いていると、電話をかける時間もない。金融機関も役所も保険会社もサービス業なのに、9時から5時までの間しか連絡ができないのです。年金関係だったか、昼休みの12時から1時までも連絡不可というところがありました~。しかもそこは、残金を振り込んでもらう金融先の「口座証明」をもらえとか、ふざけたことをいいやがる。「通帳のコピーでも可」とか書いてあったけど、今時、ネットバンキングが便利な銀行は通帳もないのよ。

 日中電話連絡がしにくいから、何かあったらメールで…と言ったら、すべての金融機関、役所が「メールでの問い合わせはできません」だって。 

 

 なぜ戸籍謄本はあんなに複雑怪奇なのか?母の戸籍謄本は全部で5部、19枚。コピーでいいところもあるけど、自分でコピーを送っちゃだめで、「原本を送って、コピーを取ってから返送」してもらうしかない。

 戸籍謄本を郵便で取り寄せるための手数料を、「郵便小為替」に限定している市役所があるのはなぜ?銀行振り込みなら、ネットバンキングが使えるのに。郵便小為替は平日の夕方までに郵便局へ行かなくては手に入りません。切手の自動販売機はあっても、郵便小為替はない。しかも、小為替の金額種類に限りがあるので、組み合わせで買うしかないし、それが50円でも1000円でも、発行手数料は1枚100円。手数料が1割以上なのだ。150円分の小為替が必要な場合、手数料は200円かかるということ。

 実質上、謄本のコピーが使えないので、原本を複数取り寄せた結果、母や父の戸籍謄本関係だけで、小為替手数料や郵送料も入れて3万円くらいかかりました。恐ろしいことにまだ進行形。

 

 自分の戸籍謄本も必要で、これがまた、土曜日は発行してもらえません。久喜市は、「市民カード」なるものがあって、住民票や印鑑証明書は、このカードを使って自動販売機で発行してもらえるんだけど、戸籍謄本・戸籍抄本は、ハンコ持って、身分証明書持って、平日か日曜日に役所にいかなくちゃならない。

 しかも久喜市の「市民カード」、「自然に帰りやすい素材」を使ったせいで、使う前に壊れました。(-_-;)

 身分証明書も、写真がついているものと、住所が確認できるものが必要。運転免許証があればそれだけで足りるんだけど、私は持っていない。パスポートは写真が貼ってあるけど、住所欄は自分で記入することになっています。年金手帳の住所欄も空白。健康保険証の住所欄も自分で記入するのですが、結局、パスポートと合わせ技でOKということに。パスポート忘れたときには、顔写真入りのクレジット・カードで代替しましたよ。

 住民票の住所は、市役所が証明しているわけだし、そもそも市民カードを持っているいるということは、住所証明にはならないのかな?

 家族が戸籍謄本を取りに行く場合にも、住所&顔写真の身分証明が必要になるけど、戸籍謄本の人と、取りに来ている人の関係を示す書類はいらないみたい。郵送で取り寄せる場合には、顔写真入りの身分証明は必須ではないし。

 

 いろいろ腹立たしいことはあるけど、一番は、日本政府の発行した身分証明書がないということ。国のIDカードがないなら、パスポートにも住所を印字してほしい。パスポートを取得する時には、戸籍謄本(抄本)と住民票が必要なんだから。そうじゃなきゃ、住民カードに写真を入れるとか。

 

 自分の分だけじゃなく、亡くなった両親、兄、生きている兄達の分の書類を取り寄せているので、もう大変。きょうも半日事務仕事でした。きのう、きょうは、ちょっと目がかすんできた。明日の昼休みも問い合わせ、今週中にはまた昼休みに郵便局へ行かねば。

 

 そんなこんなで、お昼が食べられない場合に備えて、いつもハンドバッグにカロリーメイトを入れて持ち歩いています。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大変ですね。 (笹団子)
2012-03-04 18:24:15
親御さんが亡くなられると色々大変という噂は聞いていましたが、こんなに大変とは・・・。

>金融機関も役所も保険会社もサービス業なのに
どれも頭の固い人が多いところですね。
私の勤めている会社は創業者がお金でやらかしていなくなり、代わりに金融関係から人が来ました。 頭が固いだけでなく、横柄というおまけ付きでした。 だから金融関係にはいい印象はありません。(真面目な人もいるんでしょうけど)

遺産相続などで詐欺があるので彼らも慎重にならざるをえないのかもしれませんが、時代に合っていないことも多々あるんでしょうね。

市長さんが若い人なら話を聞いてもらえるかもしれませんよ。
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わざと複雑にしているのかも (とーこ)
2012-03-06 21:42:06
笹団子さん

父が亡くなったときも私がほとんど手続をしたのですが、配偶者(母)が生きていたし、取引銀行も少なかったので簡単でした。

>遺産相続などで詐欺があるので彼らも慎重にならざるをえないのかもしれませんが、

たぶんその対策のために、わざわざ複雑にしているんでしょうね。しかしJAなどは、複雑なだけじゃなくて、意地悪?と思うくらい面倒です。こういう金融機関は絶対に使いたくありません。

保険会社も、田舎のかーちゃんのパートなのか手続は素人同然で、「兄の印鑑登録に書いてある住所と、戸籍謄本の住所が違うのですが」と問い合わせをしたら、「戸籍の方を訂正してもらえませんか」ですって!
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大変ですね (ゆきこ)
2012-03-07 08:40:41
金融機関はこのごろものすごく面倒になってます。
10年くらい前までは、残高が少ない(50円とか数千円とか)と、相続の手続きが大変なので(除籍謄本とか相続人の実印とか印鑑証明が必要なので)死亡の登録をせずに、ご家族が解約に来てくださいと言っていたのですが、諸事情あってかここ数年はうるさいです。
相続人同士でもめてたりすると、金融機関もうっかり支払えない(金融機関が訴えられる可能性あり)かららしいのですが…。
金融機関側もものすごく大変になってます。

自治体によっては住民カードに写真をつけてくれてるところもありますよ。
住基カード(住民基本台帳カード)とか、独自に市民証とかを発行してるところが千葉県には結構あります。
市川市なんかは高齢者でも住基カードを持ってる人が多いので、金融機関のいろんな手続きがその場で済んで便利です。お住まいの市役所に問い合わせてみては?
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情報ありがとうございます (とーこ)
2012-03-07 21:45:14
ゆきこさん

写真入り住基カードの情報ありがとうございます。さっそく調べたら、ちゃんと久喜にもありました!

でもやっぱり平日に手続に行かなくちゃダメだとか…。市役所は日曜も部分的に開いているのですが、カード発行機械が稼働していないので、日曜日に申し込んでも、その日には受け取れず、再度カードを受け取りに来ないとダメなんだそうです。(自然に帰った)住民カードは郵送で届いたのですが、写真入り住基カードは郵送はしていないそうです。

しかし、入手すれば、身分証明書として活用できそうです。

母は「農協や郵便局の窓口の人は銀行より親切」と言って活用していましたが、そういうところの相続手続は普通の銀行よりめんどくさいです…。
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