ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER

2009年07月07日 | ローリング・ストーンズ
 そういうわけで、「SHINE A LIGHT」を見たら見たくなって引っ張り出してきた「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」。1981年のアメリカン・ツアーのライヴ映像です。監督ハル・アシュビー。



 公開当時(日本では1983年)DVDはもちろんなかったし、ビデオデッキも持っていなかったので、前売り券をたくさん買って、映画館に足を運びました。11回だったか14回だったか見たような気がします。ストーンズはアメリカン・ツアーの後、同じセットでヨーロッパを回り、私もそのロンドン公演を見に行ったので、特に思い入れが深かったということもあります。

 映画は、いくつかの公演を寄せ集めていますが、メインはニュージャージー(屋内)とアリゾナ(屋外)。アリゾナのサン・デヴィル・スタジアムを見ていると、翌年見たロンドンのウエンブリー・スタジアムを思い出します。…やっぱり屋外のコンサートはいいなぁ。夕方日が落ちる頃から始まって、暗くなってワクワクしてくる感じが懐かしい。

 出だしは観客も全然のっていなくて、ざわざわと緩慢にストーンズを見ているだけ。ストーンズ側も撮影スタッフの方をカメラ目線で見たりするくらい。ところが「Just My Imagination」のあたりから徐々に盛り上がってきて、「Let Me Go」で、ミックが通路に降りて観客の間を走り、「Time Is On My Side」(このツアーでも出色のアレンジ!)を演る頃には、完全にストーンズが観客をコントロールしています。何万人もの人が踊ったり叫んだりしている映像はスゴイ。

 「SHINE A LIGHT」のサントラ版の「Satisfaction」で、ミックの声が出ていない…と思いましたが、「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」は、最初の曲(「Under My Thumb」)から声が出ていないんですね。あの頃は、今よりハードなツアー日程で、連日のコンサートなんかもザラだったから、疲れていて当たり前なんですけど。ライヴはレコーディングとは違うと。

 ビーコン・シアターの25年前ですから、さすがに若い。キースの頭髪も剛毛で、脚がスラリと細長い!!映画館毎回で楽しみにしていた、「Black Limousine」でミックが腰を振るところ(16'58")は、今見てもにやっとしてしまう。やっぱりピンクのタンクトップとブルーのジャケットはミックに似合うなぁ。
 ビル・ワイマン、ステュ、イーアン・マックレガンなどの面々も懐かしいし、「Honky Tonk Women」に登場するジェリー・ホール、ジョー&リア・ウッド、シェリー・ワッツなどなども、懐かしくて微笑ましい。

 「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」は、最近デジタルリ・マスター版で再販されましたが、私の持っているのは4:3のスタンダード版です。でもリアスター版も、「ワイドスクリーン」とは書いてあるけど、画面上下カット版らしいので、買い換えなくてもいいかな~?

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