ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

ヴィクラム・カレンダー

2007年01月14日 | インド

 単位というのは、実に興味深いものだと思いますが、中でも、日を区切る「暦」というのは、おもしろい。冬の間を数えなかったローマや、宗教暦と太陽暦を併用していた、マヤ・アステカ、日没から新しい日がはじまる中近東など、知れば知るほど楽しくなります。日本は、中国文化圏の、東アジア型の暦で、私たちも、西暦の他に、年号はもちろん、干支も覚えるし、(今日は大安か…)なんて、考えたりします。

 数学や天文学に強いインド人も、暦にはかなりこだわりがあるようです。国が広いので、西暦の他に、地域やコミュニティーによって、それぞれのカレンダーを使っているみたい。去年、わたしがインドのホスト・ファミリーからいただいたのは、グジャラート式・ヴィクラム暦2062年のカレンダー。グジャラート式の新年は、10~11月頃にある、ディパーワリーから始まるので、手持ちの暦は去年のものになってしまいました。

 きのう、インドレストランに行って、「今度、インドから来る人に電話することがあったら、カレンダーをひとつ、持ってきて欲しいんだけど…」と、おねだりをすると、さっそく、1部分けてくださいました。

 西暦2007年の1月から12月までの、月めくりカレンダー。曜日と日付の並びが日本とは逆で、上から下へ、日月火水…、日付は、上→下、左列→右列へ移動します。  

 私が欲しかった情報は、1枚めくった、1月分の裏にありました。

 
西暦2007年度の、インドの祝祭日

 

 ホーリーやラクシャー・バンダン、ディパーワリーといった、インドのお祭りに、カードを送るために欲しかったのです。今はインターネットでも検索できます。

 いただいたカレンダーは、「平均的ヴィクラム暦」だそうで、新しい年(ヴィクラム暦2064年)は、西暦2007年の3月14日からスタートします。「平均的ヴィクラム暦」の他に、サカ暦、ヒジュラ(イスラム暦)、ジャイナ暦、ベンガル暦が併記され、日の出、日の入り、星座占い、吉祥の時間、聖人の誕生日、断食の日など、さまざまな情報がびっしり。1月の裏は祝祭日でしたが、2月の裏は結婚に適した日、ヴィクラム暦2064年の展望…といった具合に、隙間なく記載されています。

 他の国のカレンダーにはどんなことが書いてあるのかな?

 


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2 コメント

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Unknown (cindy)
2007-01-14 18:02:06
香港発売のレスリーカレンダーを買ってたころは、
当然ながら現地の祭日だった。

今年は北欧系船会社のだけど、世界共通にするためか
何にも書いてません。ちょっと味気ないかな?
現地の祝祭日ってのも見るの楽しいのにね。

ちなみに同社のは違うけど、船会社のって3ヶ月つづりのが
多いです。(船のスケジュールを立てやすいように)
1,2,3月のをめくると次は2,3,4月みたいな。


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英国時代の香港 (とーこ)
2007-01-14 23:50:40
cindyさん

香港の暦もおもしろそうですよね。国家元首がエリザベス女王だった頃は、女王誕生日も休日だったんだけど、その前後の休みと連休にするために、毎年ビミョーに誕生日が違うと聞いたことがあります(笑)。好きだな~、中華風の合理主義。

1.2.3月、2.3.4月と見られるカレンダーは便利ですね!前後の月はやっぱりパッと見やすい方がいい。

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