ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

ガーンディー・ジャヤンティー(ガンジー生誕祭)

2009年10月04日 | まいにちのできごと

 10月2日はマハートマ・ガーンディーの誕生日。改築したインド大使館でも、第140回ガンディージー生誕日集会がありました。


 このガンディージー生誕日集会は、去年まで日印サルボダヤ交友会が主催していましたが、今年はインド大使館・サルボダヤ交友会の共催という形で開催されました。2007年にガーンディーの誕生日の10月2日が国際非暴力デーになったこともあり、リニューアルした大使館の記念行事の一環として組み込まれた感じです。


 改築したインド大使館を見たいと思っていましたが、がっかりしました。電動で開閉する門があり、入れません。以前の大使館はヴィザ発給業務もやっていたこともあり、大使館が開いている日には、門は開いていました。インド大使館は、桜の名所・千鳥ヶ淵のすぐそばにあるので、毎年桜の季節にはお花見パーティー、8月には独立記念日、10月にはガーンディー・ジャヤンティーと、誰でも入れる催しものをしていたのに、これからはそういったことはしないのかもしれません。

 閉まった門の前で呆然としていると、大使館の玄関口から通用門へ回れというような身振りをしている人がいたので、そちらへ行くと、ようやく内側から開けてくれました。ガーンディー・ジャヤンティーには200人くらい集まったと思いますが、人が来る度に門を開け閉めしていたようです。


 当初の予定では、マハトマ・ガンディー国際ヒンディー大学客員教授 山口 博一 先生の記念講演を含む2時間のプログラムのはずでしたが、記念講演がカットされ、1時間ちょっとの集会になりました。

 【プログラム】
    挨拶 インド大使 H.M.シン閣下
    挨拶 日印サルボダヤ交友会 長弘毅会長
    賛歌  インド人学校生徒
    アーシュラムの祈り
    講話  ショバーナ・ラーダークリシュナン氏
    


今回からむりやり共催になったインド大使館が、開催日も近づいてから、記念講演の内容をチェックするから英訳せよ、と言っていたようです。新しくできたステージには、ショバーナー・ラーダークリシュナン氏の講話(英語)には日本語字幕のスクリーンが登場しましたが、操作に慣れていないらしく、内容がいったりきたり。初めから読まないで聞いているだけの方がよっぽど話に集中できました。大使と共催のサルボダヤ交友会会長の挨拶には、それぞれ英語→日本語、日本語→英語の同時通訳がつきました。この挨拶の原稿も通訳に事前に渡してあったということですが、ガーンディーと意気投合した藤井日達「上人」を、「じょうにん」と発音する程度の日本語力。


 あの閉ざされた門が、国父ガンディーの生誕祭の記念講演の内容まで検閲しようとする今のインド大使館を象徴しているような気がします。


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2 コメント

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大使館の警備 (笹団子)
2009-10-04 21:34:55
ボンベイのテロがあっただけに日本でも警備を強化しているのでしょうね。

もしかしたらビザ発給の業務を民間に委託したのもそんな理由かもしれないですね。
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jail (とーこ)
2009-10-05 14:42:45
笹団子さん

そうですね。そうなんですけど、感じ悪かったです~。

インド人も「Jailみたいだ」と言っていました。
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