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女性のための住まい相談室blog/女性一級建築士、整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーターと考える住まいづくり

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エコプロダクツ2011報告/これからの住宅のスタイル、スマートハウス編

2012年01月07日 | ●太陽光発電・蓄熱暖房機等設備

昨年暮れ12月15日~17日まで、東京ビックサイトにて

世界最大級の環境展示会といわれている、エコプロダクツ2011が行われました。

16日の午後に行って参りましたので一部をご紹介させていただきます。

多業種750社(団体含む)、学生やNPO団体の展示もあるため

とても面白くて盛り上がりもある  私も好きな展示会です。

すべて周りたいところですが(全て見たいとおもったら1日でも足りないです)、

時間の関係で、建築・住宅・エネルギー関係、のところだけを見てまわりました。

 

今回興味深かったのは、資源エネルギー庁が展開するブース。

簡単スマートハウスを体験できる展示でした。

 

ブースの入り口に掲げてあったのは、

スマートグリット(賢い送配電網)社会、スマートシティの概略図。

エネルギーのやり取りが自由にできる街のイメージ。

エネルギーのインターネット化とおっしゃっている人もいます・・・。

エネルギーだけでなく、例えば、一人暮らしのお年寄りの生活の様子を確認できたり、

医師が在宅看護のサポートをしたり、外出先から消し忘れのガスや電気を消したり

施錠の確認や不審者の侵入チェックなど

ICT(情報通信技術)を経由していろいろなやりとりがスムーズに行えるような仕組みを目指しています。

また蓄電設備も充実させて地震時などの災害時でも電気が使えるようになります。

 

では、スマートグリット社会、スマートシティ、スマートコミュニティにおいて

家づくりはどうして行ったらよいか、というとスマートハウスとなるわけです。

「賢い住宅」=スマートハウス  とは・・・・・、

ICT(情報通信技術)を使って、太陽光発電や蓄電・蓄熱機器、ICT搭載家電をコントロールし

家庭内のエネルギー消費を見える化、最適化した住宅。

これまで原発に頼りきっていて 湯水のごとく使っていた電力も

原発に頼れなくなれば、ちょっとの電力でも無駄にしちゃまずいという事になります。

ちょっとの電力でも、たくさんの人が気をつけて節電すれば大きな電力に変わりますから

そのちょっとの電力を無理せず節電し融通しあえる仕組みがスマートグリット、スマートハウスであると考えると簡単です。

 

次の写真は、スマート社会における、ICT搭載(情報通信技術)のデジタル化された電力メーター。

スマートハウスへの入り口です。

双方向の通信機能、管理昨日をもつ電力計です。

いわゆる携帯電話の通信機能のようなものがつくため、検針の人もいらなくなるわけです。

家庭の電力使用状況を収集し、ネットワークで電力事業者等へ提供したり、

電力料金スケジュール等を受信し、家庭内(HEMS)へ提供したりと・・・。

平成26年度から、既築のメーターもこれに変えていく予定、と先日東京電力の担当者もおっしゃっておりました。

 

スマートハウスの頭脳 「HEMS」 (ホーム・エネルギー・マネージメント・システム)とは

家庭のエネルギー供給・需要状況を把握し、蓄電・蓄熱機器やICT搭載家電の運転を制御し

効率的なエネルギーマネジメントを実現するためのシステム。

大きな役割は下記の3つ

予測/太陽光発電予測と過去の需要データをもとに家庭内エネルギー動向を予測

計画/予測データと電気料金スケジュールから、蓄電・蓄熱機器、IT家電の運転計画を立案

実行/各種機器への制御指示。家庭内エネルギーの「見える化」、蓄電・蓄熱スケジューリング、コントロール、家電コントロール

次の写真のように、タブレット端末(ipadなど)で、今現在 家の電力、エネルギーがどうなっているかが解ります。

節電目標をクリアすると、ポイントがたまるシステムも。(タブレット端末の一番下)そのポイントの使い方は後で出てきます。

知りたい家電の方へ、タブレット端末を向けるとその家電(ICT搭載家電)の電力量などが解るしくみにもなっています。

スマートグリッド社会では家電にも携帯機能が搭載され、通線していなくても

電力量は解るし、外出先からの操作も可能になるとか。

因みにパナソニックは来年あたりには、そんなICT搭載家電を発売するらしい・・・です。

次の写真で皆が上の方をみているのは、太陽光発電システムの方にむけて現在の発電量を確認している様子。


住まいの電力をICT搭載のTVモニター等(スマートTV)でも管理できます。

これまで湯水のごとく使っていた電気も、

自分の家の屋根で作った電力で、さらに限りがあることがよくわかるようになるので省エネ効果も上がります。

そして余った電力は売れる、となるとますます頑張りますよね・・・。

TVだけでなく、エアコンにもICTが搭載されて、

電力需要が逼迫している時や電力価格が高い時などは自動的にエアコンの設定温度を夏は高くしたりなんていうことも・・。

外部スペースには、家庭用燃料電池(左)と蓄電池(右)を設置。

燃料電池もまだ270万前後と高くて(補助金は70万位)、発電量も風呂を一回沸かしてその時に発電する電気はまだ700W位しかないので

すぐには普及しそうにないですが・・・・。

次々に発売されている蓄電池も、まだまだ蓄電量も少なく高い、メンテナンスも必要。

とりあえず 理想の姿です。

しかし 太陽光、風力発電のような再生可能エネルギーを今後大量に利用するとなると

電力の供給が不安定になることも予想されるので、今後の蓄電技術には大きな期待がかかっています。

また太陽光発電や燃料電池で発電した電気を電気自動車の内部電池に太陽光発電などから蓄電して、

街へ電気自動車で出かけて帰ってきても

そこに余っている電力を今度は家庭内に取り込むというのが、スマートハウスの理想形のようです。

ここにも日産のリーフが登場していました。

家庭で使う電力の約2日分(24KWh)を蓄える容量の蓄電池搭載です。
日産リーフ↓↓

●12月初旬に見て参りました、東京モーターショー見学ブログもどうぞご覧下さい。↓↓↓

http://blog.goo.ne.jp/assetfor/d/20111208


 

次の車は三菱の電気自動車 i-MiVE(アイ・ミ―ブ)。

リチウムイオン電池搭載です。

三菱 i-MiVE(アイ・ミ―ブ)↓↓

http://www.mitsubishi-motors.co.jp/i-miev/

街にあるEVステーションのイメージで展示がありました。

EVステーション(スタンド)では、急速充電。

充電するのも配線は必要なく、下にある盤の上に車がくれば充電できちゃう装置らしいです。

東京工業大学大学院の柏木先生のお話を伺ったことがありますが

スーパーマーケットなどの駐車場にEVスタンドができ

充電するだけでなく、自宅の太陽光発電などで発電し、家で使わなかった電気を電気自動車の蓄電池に積んでいき、スーパーのEVスタンドで売る時代もくるとか・・・。

充電も売電も可能になるのでしょう・・。

もしくは電気売った分、スーパーで買い物をした時に差し引かれるとか・・・。

 

カーシェアリングの予約状況をしめしたEVステーションのモニター。

積極的な省エネ生活をした家族は、エコポイントを獲得することができ

それをこのような公共サ―ビスの利用につかうこともできます。

一番下の【ポイントを使う】をご覧下さい。ポイントをつかって電気自動車を借りるとか。


ということで、これからの家づくりはスマートグリット社会を意識して

スマートハウスに私達も取り組んでゆかねばなりません。

posted by  y.nose


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カテゴリー●印

2006年9月~2013年1月までの記事は、前職、地域ビルダー時代の記録です。