プーケット入国管理局は2025年5月21日、外国人のオーバーステイ(滞在期限超過)に対する一斉取り締まりを実施し、ナイジェリア人やイタリア人など、計4人を逮捕したと発表しました。
この取り締まりは、2025年5月19日から21日までの期間にわたって実施されたもので、不法滞在のほか、名義貸しによる違法ビジネスや無許可労働など、外国人による各種の法令違反行為を対象としています。
プーケット県入国管理局の捜査チームは、地元関係機関と連携し、以下の4人を逮捕しました。
・ナイジェリア国籍の MR(オーバーステイ761日)王国出国後10年間は入国不可
・イタリア国籍の MR(オーバーステイ236日) 王国出国後5年間は入国不可
・ナイジェリア国籍の MR(オーバーステイ33日) 王国出国後5年間は入国不可
・アイスランド国籍の MR(オーバーステイ15日) 王国出国後5年間は入国不可
4人はいずれも「滞在許可の期限が切れた後もタイ王国に滞在していた」という入国管理法違反の容疑で逮捕されており、現在は担当捜査官によって取り調べが進められています。
タイは本格的雨期に入っています。
昨日は激しい雷雨が長時間続きましたが、今日も雷雨で1日に何回も来ます。
この後の予想を見てもほぼ毎日、降水確率が75%になっています。
雨が降ると道路が冠水するだけではなく、高い確率で停電断水になるのがタイです。
もちろん昨日の激しい雷雨で半日以上断水となりました。
雨期になるともう一つ嫌なのが蚊です。
雨上がりには無数の蚊が地面の水たまりで発生し飛び回っています。
外に出るときには柑橘系の蚊よけクリームを塗りますが、足にアルコール消毒をスプレーしたほうが効果があるようです。
蚊は足クサが大好きなようです。足クサの方はぜひお試しください。
さてオーバーステイですが、今のタイではこれを甘く見てはいけません。
かつてのタイであれば、イミグレに指摘されても賄賂で話がついた時代もありましたが今はダメです。
しかも記事のように逮捕されます。
オーバーステイを自己申告した場合と、取り調べで発覚した場合とでは罰金の額、罪の重さがかなり違います。
自己申告すれば少し(90日以内)の不法滞在であれば罰金刑だけで済みますが、取り締まりで発覚した場合はタイ再入国が規制されます。
1. 出頭した外国人の場合
1.2 滞在許可最終日より数えて1年を超えて滞在した外国人は、王国出国後3年間は入国不可
1.1 滞在許可最終日より数えて90日を超えて滞在した外国人は、王国出国後1年間は入国不可
1.3 滞在許可最終日より数えて3年を超えて滞在した外国人は、王国出国後5年間は入国不可
1.4 滞在許可最終日より数えて5年を超えて滞在した外国人は、王国出国後10年間は入国不可
2. 逮捕された外国人の場合
2.1 滞在許可最終日より数えて1年を超えない滞在をした外国人は、王国出国後5年間は入国不可
2.2 滞在許可最終日より数えて1年を超えて滞在した外国人は、王国出国後10年間は入国不可
入国の際にスタンプに押される(書き込まれる)滞在期限を確認し、忘れないようにしましょう。滞在期限をすぎると1日ごとに罰金も発生します。
オーバーステイは犯罪だということをよく認識すべきです。
人間ですからうっかりすることもありますがそれでも決まりは決まり、そんなことで大目には見られません。
あと言い訳で法律を知らなかったという人がいますが、これはまったく通用しないのでご注意ください。
★入国時にイミグレで押されるスタンプは必ずその場で日付などを確認してください。
よく滞在期間が短くなったスタンプが押されることがあります。中には職員のわざとなのかスタンプがない場合もあります。すぐに訂正を申し出てください。後日では受付されません。
いかなる場所、いかなる時でも油断してならないのがタイという国です。
そして、どんな理由があろうとも出国時にはこのスタンプをもとにオーバーステイかどうかを判断します。
当然スタンプなしは密入国と判断されその場で逮捕となります。