2025年5月28日早朝、タイ東北部ウボンラチャタニ県の「チョンボク(ช่องบก)」と呼ばれる国境地帯で、タイ軍とカンボジア軍の間に一時的な衝突が発生しました。
これもしょっちゅう起きています。
珍しいことではありませんが、1つ間違えれば戦争のきっかけになりかねないことです。
こういうリスクもタイにはあります。
タイは多くの国と国境を隣接しています。(カンボジア、ミャンマー、ラオス、マレーシア、そしてベトナムと中国もそれほど遠くない距離で陸続きです。)
隣国の軍ではなく密入国者の監視にも相当な手間をかけざるを得ない状況にあります。
少し前ですが、スリンの黒魔術師の彼女の実家へ行ったとき、カンボジアとの国境線が近くにあり、彼女の父親から「地雷が埋めてあるから絶対近づくな」と念を押されたことを思い出しました。
よく日本の方がタイはミャンマー難民を助けるべきだという意見を聞きますが、現実を知らない机上の判断はやめてほしいです。
そうとうなミャンマー難民が密入国者としてタイに違法に侵入してきています。おそらくは年100万人以上です。
こういう連中は治安を乱すだけではなく、新しい感染症をタイに持ち込んできます。事実としてタイのコロナ、最近ではコレラ菌を持ち込んだのがミャンマー人です。
タイの単純労働者の多くはミャンマー、カンボジア人です。先のビル倒壊で亡くなった人の大部分はミャンマーとカンボジア人です。
法律は関係なく好きなように安い給料で仕えるからですが、そのおかげでタイ人の仕事がなくなっています。100万人近い労働力が入ってくるのですから当然そうなりますね。
タイ人の多くはこういう違法入国者をよく思っていません。どこでも大声でしゃべり、マナーも悪いのが多いです。
国内に在住する外国人問題で悩んでいるのは日本だけではありませんが、日本とタイの違いは、タイは厳しい法律で外国人を規制しているという点です。
ある程度不正入国者は大目には見ていますが、少しでも何かあれば即強制送還となります。この密入国を大目に見ていることがミャンマー人を助けていることになると思います。
ただ、タイの方針はあくまでもタイ人ファースト、日本のように外国人の方を優遇するような前代未聞の異常な国ではありません。