バーツが年初来で約5%上昇する中、タイの外貨準備は8月22日時点で過去最高の2896億8000万米ドルに到達。
ドル安と金価格上昇が追い風となり、タイ中央銀行(BOT)が過度な通貨高を抑えるため外貨買い・バーツ売りでボラティリティを平準化したとの観測も広がっている。
ここ数日の円安は自民党総裁選の影響があるとは思いますが、いずれにしましても対バーツで円が安すぎます。
今日のレートでは1円=0.2178B(1B=4.49円)まで下がっています。
タイ首相の失職はあまり関係ないようです。
タイもこれ以上バーツ高が進めは観光業への影響が大きくなるため、為替介入(バーツ安になるように)を予定しているようです。
早々に為替介入してほしいですね。
外国人の来タイ者数は毎月減少を続けています。
先般書きましたVAT(付加価値税)を現行の7%から10%に上げればタイの物価は一気に跳ね上がり、外国人はさらに来なくなるでしょう。
税金と物価を分けて考える人もいますが、消費者にとっては内訳などどうでもよく、いくら払うかがすべてです。税金も含めたのが物価なのです。
これは送料でも同じ感覚で、ズルい業者は商品価格を安く設定し、その分送料を高めにしています。送料も含めていくら払うかが商品代なのです。
物価の上昇が止まらないタイでは、安く使える非正規雇用者が急増し正規雇用者は大幅減少、高学歴者の採用はかなり厳しくなっているのが現実です。
タイ大手のカシコン銀行(KBank)は2025年8月18日、45歳から利用できる早期退職制度「เกษียณก่อน เกษมสุข(幸せな早期退職)」を発表しました。
対象は同年8月1日時点で45〜59歳の従業員で、応募期間は8月15日から10月7日まで、退職日は12月1日付とされています。
同行によりますと、退職者には勤続年数に応じた基本給に加えて、年齢ごとに特別支給金が上乗せされます。45〜49歳には8ヵ月分、50〜54歳には10ヵ月分、55〜59歳には12ヵ月分の給与が支給される仕組みです。
退職金などないようですね、雀の涙ほどしかもらえず早期退職なんてなんだか寂しいですね。
どの企業にとっても正規雇用者が大きな負担になりだしています。
ただ、そんな中でも金の価格だけはうなぎ登りで、今日は過去最高の金額になっていました。
10年前と比べてももうすでに3倍、25年前に購入した金製品はすでに6~7倍以上の価値になっています。
当時3万Bで購入した金のネックレスは、現在は売値で18~20万B以上、買値になると30万B以上はするようです。
金専門店は金の価値は重さだけですが、金ブランド店では重さ+デザインなどを評価しているようです。
金は期待を裏切りません。