タイのテレビ報道によると、26日午前10時50分ごろ、バンコク北郊のパトゥムタニ県で、横断歩道を渡っていたタイ人女性(72)が乗用車にはねられ死亡した。
女性がはねられる様子は事故を起こした車のドライブレコーダーに録画され、テレビニュースで放送された。
現場は往復4車線の直線で、右車線の車は横断歩道で停車していた。左車線を走行していた事故車は減速することなく横断歩道に進入し、女性をはねた後、道路脇に停車した。
タイでは横断歩道を渡っている最中に車にはねられる事故が多発している。今回の事故を報じたニュースキャスターの男性は「横断歩道を渡っていてはねられる国はタイだけではないか」と嘆いた。
タイの横断歩道を日本のように安心しきって渡るのは自殺行為です。
もちろんそれがタイ歩行者で青信号でもです。
スマホ横断など言語道断です。
タイの交通社会では歩行者を保護するような意識はゼロです。
多くの車は歩行者の横断を見るなり加速して来ます。
そしてパッシングやクラクションを鳴らしまくってきます。
歩行者たちは命がけで全力で走って渡らないとひかれる可能性がかなり高いのです。
現実に私は過去2回、青信号を渡る若い白人女性がバイクに引かれたのを目の当たりにしました。
バイクはそのまま2回とも逃げていきました。
ひかれた女性はかなりの重傷で意識はありませんでした。
タイでは当たり前のように起こる横断歩道事故です。
横断歩道で青信号でもこれですから、横断歩道でないところや、赤信号で渡るものなら殺すつもりで突っ込んでくる輩もいます。
本当にタイの道路はめちゃくちゃなのです。
バンコクは比較的マナーがいいのは渋滞しているからで、地方に行けば一般道でも120Kぐらいは当たり前に速度を出しています。
チンタラ走っていればあおられるのは当然で、警官に「渋滞の原因になるから速度を上げなさい」と厳しく注意を受けます。
そうそう、書き忘れましたが、タイでは多くの車は信号を無視しています。
また逆走車もありもうわけがわからんない状態です。
日本ではないので、タイでは日本の習慣はいったん捨てましょう。
あと歩道も安心できる場所ではありません。
タイの歩道は通称バイク専用道路で、歩行者のためにあらず、バイクのためのスペースなのです。
前後からバイクが走ってきますし、邪魔だとクラクションを鳴らされますよ。
ではどこを歩けば?
歩道橋?
ここもまた危険で、ヤバそうな酔っ払い乞食が待ち構えていますので、女性子供の利用は避けた方が無難です。
日本のように安心して道路を歩ける国ではないのがタイなのです。
車だけではなく、ひったくりもかなり多くいます。
昔、ビートたけしさんに「赤信号、みんなで渡れば 怖くない」というネタがありましたが、
タイでは「青信号 走って渡れ ひかれるぞ」
そうそう、各地で毎日大雨が続いて洪水がそこらじゅうで発生し出しています。
バンコクも例外ではありません。
今年の雨季はこれからが本番です。(8~10月)