夜半に激しく雨が軒を叩いた。例年荒れ狂う台風に見舞われる季節、今年もそろそろ来る頃だ。雨の音を聞きながら企画書を書いた。明け方にはすっかり雨もあがり、陽光が澄み切った空気を貫いて草木を鮮やかな色に染める。汗ばむ肌の感触にマルセイユの夏がよみがえる。ウアビテヴゥ?タヒチとギリシャの血が混ざったマリィの歌うような声に、ジャヴィテア、トキオと答えたのは29年前の夏だった。
感傷に浸るのはやめよう。今は、友に支えられて動き出した企画が、九州山脈の麓にある山里から、何処まで広がるかに力を尽くそう。この一ヶ月、友人たちの協力なくしては進めなかった。まだまだ難題は山とあるが、ひとつひとつ解決してゆこう。諦めるんだったらハナっから劇団なんかやっていない。ね、沖縄のHさん、再会を楽しみに!
感傷に浸るのはやめよう。今は、友に支えられて動き出した企画が、九州山脈の麓にある山里から、何処まで広がるかに力を尽くそう。この一ヶ月、友人たちの協力なくしては進めなかった。まだまだ難題は山とあるが、ひとつひとつ解決してゆこう。諦めるんだったらハナっから劇団なんかやっていない。ね、沖縄のHさん、再会を楽しみに!