面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

雨に起こされて

2007年05月26日 | Weblog
 昨日の日記に目覚めた時雨は降っていない、と書いたら、何と今朝は雨だった。
まだ梅雨入りではないのだろうが、静かな雨だった。
 心の奥深くから、哀しみがこみ上げてきて、その哀しみの故を探したが見つからず、カミュではないが、雨が静か過ぎたから、と、いうことにしてベッドをおりた。
 追い詰められている自分と、限りなく羽ばたこうとしている自分がお互いを笑いながら見つめ合っている。そんな状況に背を向けて芝居作りに没頭している僕がいる。
 芝居がある限り、首も吊らなければ手首も切らない。それだけが現世と僕をつなぐ細い糸。
 気圧が下がると、頚椎が圧迫されて髄液が漏れ、痛みにのた打ち回る。だが、僕は薬や注射が大嫌いで逃げこむ場所もない。7月半ばまで続く儀式のようなものだ。
 もうすぐ、幕があがる。里中!あと少し、あと少しだ!もうすぐ、全てが…。