アートインプレッション

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ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介③

2020-04-10 15:13:25 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介③

 

ジョルナイ陶磁器製造所「葡萄新芽文花器」1898-1899年 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

皆様こんにちは

今回は、福島県立美術館にて開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の第3弾!本日ご紹介するのはジョルナイ陶磁器製造所にて制作された「葡萄新芽文花器」です

 

光沢のある金属的な輝きと、深紅の葉の強烈なコントラストが特徴的な花器。

1900年のパリ万国博覧会では、「タマムシと称するがごとき」といわれ、日本でも注目されるようになりました。このメタリックな輝きは、エオシン彩という技法によるものです

 

<エオシン彩とは?>

ハンガリーの化学者、ワイン醸造家、ブダペスト工科大学教授、学長であったヴィンツェ・ヴァルタとハンガリーの陶芸における第一人者ヴィルモシュ・ジョルナイによって開発された技法

二人が実験によって生み出した銅ラスター彩が、金属光沢のある赤色で暁の太陽の色に似ていたことから、ギリシア神話の曙の女神エオス(Eos、ローマ神話ではアウロラ)にちなんで命名されました。

*「ラスター彩」...陶器の表面を金属的な光沢で輝かせる上絵付による装飾技法。

その後、この技術はジョルナイ陶磁器製造所で実際に応用されるようになり、ジョルナイ陶磁器製造所が生み出したラスター彩を全てエオシン彩と呼ぶようになりました

青、紫、緑、金色などが混ざり合い、神秘的な輝きを感じますよね

次のブログでは、引き続きジョルナイ陶磁器製造所で作られた素敵な作品と製造所について詳しくご紹介いたします

 

福島県立美術館

〒960-8003
福島市森合字西養山1番地
Tel.024-531-5511

開館時間

9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)

休館日

月曜日(ただし5/4(月)は開館)

観覧料 

 <一般>

1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)

<大学生・専門学校生>

1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)

<小中高生>

650円(当日) /500円(前売り・20名以上の団体)

交通アクセス (JR福島駅東口より)

●電車
福島交通飯坂線→「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)

●バス

9番バス乗り場より、福島交通ももりん2コース→「県立美術館入口」下車(徒歩3分)
詳しくは福島交通ホームページをご覧ください(外部ページへリンクします)

●タクシー
約5分

本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です

展覧会詳細HPはこちらをチェック→

その他の展覧会情報につきましては、アートインプレッションHPにて随時更新しております

 
 


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