登校班

ここんとこ、ボコちゃんが登校班の集合時間に間に合わない日が続いていた。

もちろん、私もうるさく声かけはしているのだが、本人に「急ごう」とか「みんなを待たせちゃいけない」などという気持ちが全くなくって、私が何をどう言ってもむなしくて、非常に困っていた。
そして、毎朝、不愉快であった。

で、昨日の朝は、久しぶりに登校班に間に合った。

そんで、昨夕、ボコちゃんに
私「今日は、久々に登校班に間に合ったね。明日も間に合うといいねぇ。時間通りに行くのが当然なんだけどね。」
と言うと、
ボコ「登校班に間に合ったってさ、何かもらえるわけじゃないし、うち、別に間に合わなくっていい。」
などと返してきた。

やばい。
この考え方はやばい。

時間を守るということが、なぜ大切なのか彼女にはわかっていないのだ。
また、登校班に遅れてくるのが自分だけではないから、別に遅れてもいいんだという気持ちもあるみたいで。
登校班に間に合わなくても、学校を遅刻するわけじゃないからいいやって考えもあるんだろうね。
学校を遅刻するのは恥ずかしいという気持ちはあると思うんだけど。

なもので、そこは道端であったが、しゃがみこんで懇々と話してしまった。

・時間を守れない子を、みんなは待っている。それは、みんなの大切な時間を奪っていることになっているんだよ。
・時間を守れない大人もたくさんいるが、ボコちゃんにはそういう大人になってもらいたくない。
・今から時間を守れる子供になっていかないと、大人になったら時間の守れない人になっちゃうんだよ。
・時間を守れない人っていうのは、誰からも信用されなくなっちゃうんだよ。

んまぁ、こんな内容をくどくどと言い方を変えて話した。
自分にも言い聞かせながら。

時間にルーズな国もあるけれど、日本はそうじゃないしね…。
社会人の基本だもんねぇ。

本人はこれでわかったかどうかはわからないが、多分、わかっていない。
で、ボコちゃんは見返りをほしがるわけ。
じゃあ、毎朝登校班に間に合ったら、何かちょうだいと…。

時間は守って当たり前のことだし、本人のために実行するものなのだが。

しかたない。
登校班に間に合った日をカレンダーにチェックして、それが30日間続いたら、シルバニアを買うと約束してしまった。
1日でも途切れたら、そこからやり直しという条件で。

本当はこういうやり方、どうかと思うんだけど…。



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↑遅刻常習犯の私が親になると、こういうところで悩まねばなりませぬ。

ボコちゃん名言集 その840

ボコ「1年生はねぇ、6年生にかわいいって言われるんだよぉ～。」

ボコちゃんの6年生になった姿は全然想像できないが、かわいがってもらえてよかったね…。



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↑2年生になっても、かわいいって言われるかしら…？