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「寄り道」

作詞:管理人
作曲&編曲:リーダー
1999

三度目の夏も あなたやさしかった ずっと好きだった
あなたへの想いは揺らぎはしなかった

真っ青な空 照り付ける太陽 私は酔ってしまった
放課後の教室 真っ赤な夕日 始まりも夏だったね

   初めて手をつないだ夏まつり ゆかた着ておしゃれして
   夜空彩るおっきな花火 真夏の魔法 太陽のいたずら

三度目の夏も あなたやさしかった そう… 酔ったせい
私たちは過ちを犯してしまった
初めての感覚 私の中で 小さく息づいた 暖かな命


目が覚めると 白い天井 全てがもう終わっていた
ほんとに悲しいと 涙なんてきっと出ないんだよね

   摘み取ってしまった小さなつぼみ もう咲かない私の花
   木から落ちたみんみんぜみ 夏に疲れた若者たち

三度目の秋に あなた去っていった 誰のせいでもない
私は過ちを犯してしまった
一緒に育てようって そう言ったのは
あなただったのに あなたのほうだった


日に焼けた肌が夕日に染みる ずいぶん風が冷たくなったね
生きなければ… 生きて もう一度咲かせよう 私の命
さみしいなんて言わない 強くなりたい誰よりも
桜を見ようあの頃の まっすぐ進もう もう寄り道はしない

三度目の夏も あなたやさしかった そう… 好きだった
二人で過ごした二年の月日を嘘にしないでね
たとえ私を一度も愛せず 迷っていたことでも

私の履歴書(作詞編) その4
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「君の赤ちゃん」

作詞:管理人&リーダー
作曲:リーダー
編曲:寿楽
1998

そうだね 桜の花が舞っていた 君は知ってるかい?
僕には美しかったよ いつもは花なんか見ないのに

おなかが大きくなった君が うれしそうに言ってたことは
「腰にくる痛みの分だけ 元気な赤ちゃんが生まれてくるの」

   僕は悪いけどそんなこと知らなくて その日までいつもの僕のままだった
   急な電話で呼び出された 病室で握り返す君の手が強くなったその瞬間(とき)

君の赤ちゃん 君のきょーれつな声と一緒にでてきたんだ
失神なんかしなかった僕の震える頬を 熱いものつたった

小さな赤ちゃん 僕の赤ちゃん そうか今日がこいつの誕生日になったんだね
新しくできたこのイベント まだ僕には意味わかんないけど


周りは慌しくなった そして君がずっと大人に見えてきた
泣いたり笑ったり 忙しい赤ちゃん 君の方へばかり手を伸ばしてる

新入りの分際で我が物顔 僕の君を独り占めしてる
僕が三年かかった愛(きみ)は もうこいつの虜になってる

   泣くことで僕を責める術(こと) 覚えたこいつは まるでいつかの君みたい
   風呂に入れて ご飯やって オムツ替えてるのに 最後はいつも君の方で笑っている

君の赤ちゃん 最初に言った言葉は「まま」だったね 思ってた通りだ
本物のミルクは僕には無理だからか 二人の世界に入れないでいたけど

君が赤ちゃんを抱いている姿 こいつの澄んだ瞳がなんだかとても愛しくて
こいつが僕らに加わった意味 少しずつわかりはじめた


なくしてくもの 生まれてくもの その全てに意味があるとして
三人目の僕の分身は これから生きてく僕の証なんだろう


今は「まま」ばかり 早く「パパ」と呼んでよ 大きくなったらギター教えてやるから
その時こいつの半分は僕のものになって そして僕らもこいつのものになってく

これから三人で あの坂道を川の字になって歩いていくんだね
なんでもない二つの笑顔 二つの安らぎ それは全て僕のもの

ねぇねぇ笑ってよ もっともっと笑ってよ 明日も頑張るから きっと頑張れるから
「君の赤ちゃん」が「パパ」と呼べたとき 僕もついに親父になれた

私の履歴書(作詞編) その2
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