毎年、この季節になると靖国神社をお参り致します。
毎年申し上げていますが、イデオロギーだとか、主義主張とは関係なく、先の戦争で命を散らした戦没者の方々に対して、新たな気持ちで『不戦の誓い』を立てるのが参拝の目的であります。
千鳥ヶ淵にも戦没者慰霊碑がありますが、あそこに行っても、ワタクシは戦没者の方々の魂を感じ取ることが難しく、結局、靖国神社への参拝を繰り返している次第。
まずは、いつもどおりに、大村益次郎像にご挨拶。
参道を歩いていくと、昔から境内に存在した伝統的な食堂が、最近新装が成ったと思ったら、何とモダンなカフェに変貌しているではありませんか!
しかも、オシャレなランチメニューもあったり‥。
もちろん、伝統的な食堂屋さんも、同じ建物内に同居しています。
そうこうしているうちに、いよいよ本殿へ。
お参りを済ませて、本殿を出ると、すぐ左右に『植樹用の林』が見えてきます。
植樹された木を1本1本見ていると、「××連隊 ××部隊一同」などと、戦後に生還された方々が、亡くなられた戦友を偲んで植えられた木が所狭しと並んでいます。なお、戦後に植樹をされた方々の多くも、すでに鬼籍に入られていることと思います。
約80年前に起きた、あの悲劇を、二度と繰り返さないためには、あの戦争を忘れないことが第一だと信じています。あの記憶に距離を置くのではなく、最も記憶が残る場所へ、自分は生きている限り、足を運ぶつもりです。
ちなみに、広島へ行く時には、必ず「広島平和記念資料館」を訪れることとしております。