8月6日(金)に行われた将棋 竜王戦の挑決トーナメント準決勝は、後手番の藤井聡太二冠が97手で八代弥七段を破り、決勝三番勝負へ駒を進めました。この結果、決勝戦は、永瀬王座 対 藤井二冠の三番勝負となり、豊島竜王への挑戦権を懸けた闘いが行われることとなりました。
トーナメント決勝での四強対決はもちろん楽しみですが、普段、研究会を二人で行っている両者が、この三番勝負でどう戦うか。手の内は全て判っている二人なので、終盤力に勝る藤井二冠が有利なのは間違いないのですが、最近の両者の対戦内容で見ると、永瀬王座が内容的には差を詰めている印象。
永瀬王座からすれば、研究会での成果のNO.1 は、「藤井聡太対策」のはず。渡辺明名人よりも、豊島竜王よりも、最も深く藤井聡太対策が取れる立ち位置が、永瀬王座のアドバンテージ。これをこの三番勝負で出さずに、いつ出すのか。決勝三番勝負を楽しみに致しましょう。
そして、叡王戦の第3局が8月9日(月)に行われるのも忘れずに! 第2局で豊島叡王が持ち直しましたので、もう一度、藤井聡太キラーに戻れるかどうかは第3局に懸かります。オリンピックが終わっても、藤井聡太 対 豊島将之の魂の闘い12連戦が続きます。こちらも是非、ご注目‼