金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 エリザベス女王杯・武蔵野S・デイリー杯・福島記念

2020-11-16 07:03:43 | 競馬

 まず土曜日府中の武蔵野S勝ったサンライズノヴァは府中1600mのスペシャリストですので、想定どおり強い内容で突き抜けました。もう一方のスペシャリスト、ワンダーリーゲルは、位置取りが後ろ過ぎたのと外に回ったことで3着に入れず4着まで。横山典騎手の場合、結果のボラが激しいので気をつけましょう。それより、2着のソリストサンダーにはビックリ。府中の1600の適性は高いので注目です。

 次は阪神のデイリー杯2歳S勝ったレッドベルオーブは、前半のスローペースに激しく引っかかっており、それでも勝ち切ったところは強いの一言。この馬は生来のマイラーなので、もっと速いペースのGⅠの方がレースがしやすいと思います。2着のホウオウアマゾンも強いレースでしたが、この馬は切れる脚がない分、2000mのホープフルSの方が合っている気がします。

 あと京都ジャンプSですが、なんとオジュウチョウサンが敗れました。これは、「スペインの無敵艦隊が英国艦隊に敗れる!」「横綱双葉山が69連勝でストップ!」に続く大ニュースだと思います。何と言っても2016年4月から、障害レースでは4年以上も負けなし(13連勝)でした。さて、暮れの大障害までに立て直しが可能かどうか?

 日曜日の福島記念勝ったバイオスパークも、2着のヴァンケドミンゴも、小回り巧者で福島巧者。4着5着も同様でしたが、3着のテリトーリアルは自力で入着。この馬は次も狙い目です。

 

 最後に、GⅠエリザベス女王杯ノームコアが逃げるという想定外の展開。前半スローで、後半は瞬発力勝負になる中、ルメール騎手の好判断で、ラッキーライラックは早め先頭に躍り出て、そのまま押し切りました。2着サラキア、3着ラヴズオンリーユーと、実力は出したと思いますが、ルメール騎手がインタビューで言うとおり、「来るのが遅すぎたね」。仕掛けのタイミングの差とも言え、この着順は騎手の力量の差だと思います。

 特に2着のサラキアは、8月の小倉日経オープンから馬が変わったように本格化しています。ご存知のサリオスの半姉で、まだまだ実績があげられると思います。


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【2歳戦回顧】 11月14日~15日

2020-11-16 06:57:52 | 競馬

 まずは土曜日の東京3R芝2000mを勝ったモーリス産駒エスコパル切れる脚がある訳ではありませんので、距離はやはり2000m以上が良い阪神3R芝1200mを逃げ切ったロードカナロア産駒テイエムトッキュウ3戦目で本格化、やはりスピードを活かせる1200m以下が適性距離東京4R芝1800m新馬を勝ったハーツクライ産駒アンダープロットスローの瞬発力勝負を制して次は重賞でも楽しみ圧倒的1番人気で2着に負けたメジャーエンブレムの娘プレミアエンブレム、やはり切れ味勝負ではなくスピード勝負に向いていそうなので、マイル以下で見直しか。阪神4Rダート1400m新馬を差し切りで圧勝したホッコータルマエ産駒レディバグパサパサ馬場の1分25秒6は立派で、ダートの短距離からマイルまで期待大東京5Rダート1400mを勝ったミッキーアイル産駒ブルースコード。こちらもパサパサダートを1分25秒9は立派。ミッキーアイル産駒は、芝・ダートを問わずマイル以下なら狙えます。阪神5R芝1600m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒アトミックフレア逃げるエリカステラをマークして差し切りました。勝負強く、次も楽しみ。負けたエリカステラは課題が折り合い。もっと短い距離が良い。東京6R芝1400m新馬を勝ったロードカナロア産駒ルージュアドラブル。出遅れたが、切れ味鋭く直線だけで差し切り完勝。相当強い2歳牝馬。390㎏しかないので、次走は年明けでしょうが、来年はこの馬に注目阪神6R芝1800mを逃げ切ったエイシンフラッシュ産駒ビップランバン。3戦目で本格化、2000m前後で活躍期待

 東京9Rダート1400mオキザリス賞を勝ったヘニーヒューズ産駒バクシンダート1400mに距離を伸ばしてから2連勝。マイル路線でも楽しみ2着シーオブドリームス、3着スペクタクルも、ダート短距離路線の有望株。覚えておきましょう。

 日曜日は、まず阪神1Rダート1800mを勝ったドゥラメンテ産駒バーデンヴァイラーダート替わりで好タイムで楽勝。ドゥラメンテ産駒のダート替わりは狙い目。東京2R芝1400mを勝ったロードカナロア産駒ジネストラ距離短縮で本格化阪神2R芝1600mを勝ったモーリス産駒ルークズネクスト1分33秒6の好タイムで勝ち切り。モーリス産駒の中では切れ味がある方なので、重賞路線で期待東京4R芝1800mを勝ったディープインパクト産駒エイスオーシャン3戦目で本格化、タイムも勝ち方も優秀で、クラシック路線で期待大阪神4R芝1400m新馬を差し切ったモーリス産駒シゲルピンクルビー反応速く、切れ味もあるので期待大東京5R芝1600m新馬を勝ったラブリーデイ産駒カフェカエサル評判馬が好位置から押し切る強さを見せました。次戦も注目阪神6R芝1800m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒ダノンジェネラルこちらも評判の高額馬が直線だけできっちり差し切りました。次も期待。

 阪神9R芝2000m黄菊賞を勝ったドゥラメンテ産駒アドマイヤザーゲ5頭が一団のままゴールで、騎手の差が勝負を分けた感じ。このあとは暮れのホープフルSだと思いますが、勝ち負けまでには少し厳しいか。

 最後は、福島10R芝1200m福島2歳Sを勝ったエイシンフラッシュ産駒ルクシオン熊本産馬のルクシオンが豪快に差し切りました。小倉2歳S4着でもあり、今年の小倉2歳Sのレベルの高さをこの馬も証明しました。


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