新型コロナの第二波は、首都圏も関西地区も、全国的には７月末をピークに収束へ向かい、９月から１０月にかけて、病床使用率や陽性率などの指数をみる限り、統制できる範囲に収まっていました。最後まで新規感染者数をはじめ、ステージⅡには落ちなかった東京都も、１０月下旬には、このまま鎮静化する兆しまで見えていました。
しかし、ここへきて、北海道をはじめ、全国の各地域で、複数のクラスターが発生して警戒感を高めているところが増えています。東京都も、ここへきて、新規感染者数だけでなく、病床使用率・重傷者病床使用率なども上昇傾向に入りました。
冬期へ向けて、全国的に第三波へ入ったのかもしれません。しかし、ここで大切なのは、慌ててロックダウンなどと叫ぶのではなく、経済を動かしながら、発生したクラスターを素早く潰す対応を、効果的に、協力的に、日本全体が気持ちを一つにして行動することが大切です。
反目し合うEUや、分断されたUSAでは出来なくて、日本人なら出来るのが、この自主的・協力的な統制手法。第三波が来たなら来たで、また日本人の凄いところを、世界中に、そして新型コロナに対して、示してあげようではありませんか！ 明日は政府の分科会から出された緊急提言についてお話します。（続く）
