アラフィフ女のないない日記

独身、財産なし、家族なし。ないないずくしの待ったなし、の50代のホンネを書いてゆきます。

おくりびと

2009-05-09 17:23:03 | Weblog
母と電話をしていて、「おくりびと」の話題になった。
映画は見ていないが、テレビで宣伝番組をみていたので、結構興味がある。

ナント、母は「おくりびと」経験者だった。
というのは、彼女は私が生まれるまで看護婦をしていて、亡くなった方の処置(対応?)をすることもしばしばあったそうなのだ。
「ご遺体はこうしてああしてこうする」みたいなことを聞くことができて、勉強になった。
その一連の行いは、私でも1時間くらいでできそうなものだったが、葬儀屋さんに頼むと、5万円也、だそうだ。

私はまだ亡くなった方を、直接見たことがない。
祖父母は生まれたときから1人しか残っていなかったし、その1人も私がシンガポールに住んでいた時に亡くなった。
この年まで人を見送った経験がないというのは、珍しいほうではないだろうか。

幼い頃から食事時に解剖の話を聞かされるような環境で育ったせいか、私は「死」を特別なものとは感じない。
当時、母の話を聞きながら「そういえば食べ物って、皆、死んだものだな。これが全部生きていたらスゴイことになる・・・」なんて考えていたのだ。
「死」と「恐怖」が結びつかないところはむしろ動物に近いのかもしれない。

もちろん、弟のように可愛がっていた愛犬が死んでしまった時は泣いたし、喪失感もあったが、自然なこととして受け入れていた。
これからどんどん年をとって、近しい人を見送るようになったら、変化があるのだろうか。

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