今は秋の全国交通安全運動週間だそうで、昨日は北海道、道警、美瑛町主催の交通安全教室に半ばボランティアのように参加をして来ました。
あまり書きたくはないですが、この教室のタイトルは高齢者交通安全教室となっていて、それだからか先日の「すずらん大学」の日に参加者が募られ、手が上がる人がいなかったので軽い気持ちで引き受けました。しかし、出かけて見ると資料にはやたら免許返納への誘導めいたものばかりが並び「それが目的かい」とあまり気持ち良くはなれないものでした。前半の講義も65歳以上の高齢者の事故が多いといった話ばかりでほとんど聞き流していましたが、しかし後半になってちょっとショックな出来事がありました。
後半は3つの体験型学習で、1つは反応の速さを測るコンピューターゲームでした。パソコンに白、赤、黄、緑のライトが点滅し1つのライトだけが光って止まった時に足元にあるその色の踏み板を踏みその反応の速さを測定しました。10代から80代までの平均反応速度が表示されており、私はこういうことは得意だと自信をもって臨んだのですが、結果は50代ということで20代でないことにがっかりしてしまいました。
次に同じくコンピューターゲームで、A列車とB列車がホームに停車している絵が現れ、それぞれの電車から人が乗り換えをする状況を見て「A列車に何人乗ったか?」といった質問に答えます。毎回5人程度がAからB, BからAへと動き、途中で乗り換えると思った人が戻ってしまうこともあるので全体を把握しているにはかなり集中力が問われます。レベルが3段階あり、「ゆっくり」、「普通」は全問正解でしたが、「早い」レベルで1問つまずいてしまったのが心残りでした。
さて、問題は3つ目の運転シミュレーションゲームでした。これはかなり精巧にできたコンピュータ画面と実際の車と変わらない装置が連動したもので、運転席に座って画面上の車を運転していくものですが、途中には危険な状況が頻繁に出て来ます。こちらが直進している交差点でいきなり前方からのバイクが強引に右折してきて危うくぶつかりそうになったり、交差点で左折しようとしたら歩道を渡ろうとしている人にぶつけそうになったりしました。
そして事故は起こりました。狭い住宅街を走っていたらいきなり子供が道路に転がったボールを取りに飛び出して来て避け切れずにはねてしまいました。そこでゲームはストップ。評価も下から2番目のDでした。これはショックでした。子供が出て来たのはブロック塀で道路からは全く見えない所からだったのですが、狭い住宅街では何が飛び出てくるか分からないから絶えず注意が必要と言われぐーの音も出ませんでした。
シミュレーターのアクセルやハンドル操作が普通の車より反応が悪くてわざと事故を起こさせ易くしているのではないかという疑問を持ちながらも、ショックで何も言う気にならず、自信を持っている運転でしたがこれからは一層注意して運転しようと思いながら帰って来ました。
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