夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

祝!大雪山初登頂!

2023-07-24 07:20:29 | 山歩き

昨日は、大雪山を登り自然を学ぶ「ひぐま大学」の7月講義「赤岳・白雲岳縦走」に参加して来ました。(敦子は7月から9月の大雪山系の山を登るコースは遠慮するというので清志のみです。)これは、私にとっては大雪山(という山はなく大雪山国立公園内にある山々の総称です。)の初登頂ということになります。

赤岳頂上を目指す途中で見る大雪山連峰

2000m級の山々が連なり、緯度の関係から本州以南で言えば3000m級の山に匹敵すると言われている大雪山を登ることは出来るのかということが美瑛町に住んでからの一つの大きなテーマだったのですが、それが昨日「出来た」ということになりました。ちょっと感動しました。

昨日は、標高1590mという高地に整備された銀泉台という登山口をスタートし、まずは「赤岳(2078m)」を目指しました。この山には第一花園、第二花園、コマクサ平と登るにつれて次々と高山植物の花園が現れ、7月、8月の高山植物、9月の紅葉でも大変人気な山だということで、昨日も朝7時過ぎに銀泉台に着いた時にはほぼ駐車場はいっぱいでした。

登山口から頂上までは標高差で488mですから大したことはないとタカをくくって登ったところ、途中には2か所一気に100mの高低差の岩場を登るきつい坂があり、更に昨日は地上でも32度を超える暑さだったそうですが、山も暑く難儀しました。

しかし、途中で見られる高山植物の数々が登山者を鼓舞してくれてしまうのか、ここで脱落する人はほとんどおらず皆赤岳登頂を喜んでいました。そこからは大雪山の山々が連なっているので、体力勝負でしょうが縦走しようと思えばどの山にも行けてしまう世界です。

昨日は、最も一般的な赤岳~小泉岳~白雲岳という距離にして約2㎞の縦走に臨みました。標高差は300mほどでしたが、とにかく岩場が多く楽ではありませんでした。特に白雲岳は頂上へ向かう最後のルートは岩をよじ登る必要があり、頂上に着いても岩場しかなくゆっくり休める場所がないことからきつかったです。

それでも多くの人がここを目指すのは頂上から先に見える大雪山の山々の雪渓のゼブラ模様を見るためだそうです。しかし昨日は風が吹き荒れ直ぐにガスってしまいそれを写真に納めることは出来ませんでした。標高2229m、大雪山では3番目に高い山を登頂した記念写真を撮って直ちに下山でした。

帰途は約6㎞の長丁場で、往きに登った岩場を降りる作業は思った以上にきつく、「長いなぁ」と感じながらの下山でしたが、終わってみれば特に息が切れることもなく登れた印象で、これなら次の「十勝岳」、「美瑛富士」、「永山岳」もやれるだろうと自信を感じて帰って来ました。

昨日出会ったたくさんの高山植物の一部です。

コマクサ

ミヤマリンドウ

イワギキョウ

チシマツガザクラ

ヨコヤマリンドウ

 

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