夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

ノスタルジー

2023-07-21 08:04:11 | シニアライフ

昨日は、美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の第3回講義の日でした。毎回この日は忙しく、朝8時半の登校から3時半に役員会が終わるまでずっと動き回っているようです。ただ、昨日の午前中の講義は、コンサートの鑑賞ということでリラックスして楽しむことが出来ました。

そのコンサートは「TAKE4」という元学校の校長先生だった人達が作っているバンドで、ビートルズや昔のグループサウンズと同じリードギター、サイドギター、ベースにドラムスという構成で、サイドギターとドラムスがボーカルも担当していました。

そうなると、年齢的にも私達と同じかもうちょっと上という世代ですから一気に時代は昭和に戻り、私達が中学から高校時代に口ずさんだメロディのオンパレードでした。この方々も敢えてそれを意識して「すずらん大学」のようなシニアグループの会合などに呼ばれての演奏が多いそうです。時々ビアガーデンに呼ばれることもあるそうですが、アルコールが入ればもっと若い世代でも昭和の歌は受けるでしょうから結構忙しく活動しているようでした。

グループとしての活動は退職後だと思いますが、個々人は若い頃からギターなどに触れて来たということで、音楽的には「素人にしては上手い」という感じで安心して聞くことが出来、その部分での違和感は全く感じないことが良かったです。

ただ、グループサウンズの時代の「思い出の渚」や「星に祈りを」を懐かしく思いながら聞いていると、これといった思い出もない文字通り「何もなかった」高校時代などが思い出されて、気分は少しノリノリにはなれないものもありました。

彼らもちょっとだけヘンリー・マンシーニの映画「ひまわり」の主題歌を演奏してウクライナに触れたり、森山良子の「さとうきび畑」で沖縄戦に触れて「今」も意識しているようでしたが、音楽を楽しんでもらうことが主眼なのでそこはさりげなくという大人の対応をしていたようでした。2時間の予定が2時間半くらい演奏をしている大熱演でした。

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