夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

映画「美瑛の丘で」上映会

2024-05-12 07:54:57 | 日記

昨日は、3月にWOWOWで放送された美瑛町を舞台にした短編映画「美瑛の丘で」の上映会が開催されたので見て来ました。

WOWOWは地方創生支援などを行っているのでその一環として制作したものだそうですが、如何せんメディアとしては大きな影響力があるとは思えず、全国ではどれだけの人が見たかは疑問です。

昨日は、昨年制作中に地元でエキストラを募っての撮影などもあったのでその恩返しとしての美瑛町での特別上映会だったようです。

映画は美瑛町の夏、秋、冬を舞台にそれぞれ20分ほどの短編を繋げたちょっと変わった作りでした。ノンフィクションではなく、主人公(30歳の女性二人)がいて、彼らが美瑛町で新規就農プロジェクトに参加し農業者となって行くというストーリーです。

そこで向き合う観光客が写真撮影に農地に踏み込むといったオーバーツーリズムの問題に直面し今時のSNS(youtube)を駆使したやり取りがあったり、ただ美しさにあこがれてやって来た美瑛町での農業者達の長い自然との闘いに気づきを得たりして成長していくというものでした。

ただ、私的には上映中何か違和感がずっとあり、「我が町美瑛を肯定的に撮ってくれている映画を見ている」というワクワク感は感じられないものでした。短編映画でストーリーを持つという限界があるからしょうがないのかも知れませんが、主人公たちの農業へのかかわり方が何か希薄だし、今時の若者はSNSに明け暮れてそれに一喜一憂しているというとらえ方も違う気がしました。

クライマックスの冬の美瑛で真っ白な丘の斜面にプロジェクションマッピングで美瑛を映し出す様子をyoutubeの生配信で全国に流すというシーンも、それが受けるだろうか?という疑問に変わってしまいました。

今でもyoutubeにはたくさんの美瑛町の美しさを撮ったビデオがアップされてますがそれらの視聴数は軒並み低く、視聴数が多いのは配信者が有名なyoutuberであったりするものに限られ、それらは美瑛町はネタの一つであって視聴数を稼ぐために配信者のテーマは他へどんどん流れて行っているのが常です。

SNS全盛の時代にあっても地域振興に利用することは簡単ではないということを改めて知ったような気持ちになりました。

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