年金ふわふわ

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<スキルアップ研修>遺族年金の事例研究

2011年10月21日 | 年金講座・研修・セミナー
3週間後にせまった、第7回「年金スキルアップ研修」のレジュメが、ようやく出来上がりました。
今回の研修は、次の2つの遺族年金の事例を解説します。

①20年前に離婚した夫が死亡して、元妻に遺族年金と未支給年金が支給された!?
②不支給とされて審査請求から裁判にまで至った遺族厚生年金を再び請求できるのか?

①は元々は正真正銘の夫婦ですが、離婚しているので今は事実婚の関係。まずは事実婚を認めてもらうのが前提ですね。夫は共済が長いのでメインは遺族共済ですが、夫が死亡した後に?、夫には厚生年金の加入期間があったことがわかって、これが未支給になります。しかも、この未支給が時効特例にあたるということで、夫が60歳から死亡した85歳までの25年間分が全部もらえるのだそうです。また、遺族共済と遺族厚生がもらえるときの65歳以後の遺族年金の額はどのように計算するのか。さらには、妻の老齢年金との調整はどうなるのか…などなど、盛りだくさんの内容です。

②は、がんで余命宣告を受けた夫が死亡して、「障害厚生年金の受給権者が死亡した」という要件で、夫の死亡後に、妻が障害厚生と遺族厚生を請求したのですが不支給とされたものです。妻は審査請求、再審査請求を経て裁判にまで訴えたのですが、これを別の要件で再度請求できるのでは?…という事例。障害年金における書面主義の壁、一度不支給とされた事案を別の要件で請求することの是非…などなど、こちらも考えさせる内容ですね。

と自画自賛のスキルアップ研修は次のとおり。どうぞ、どしどしお申込みください!

・日時…11月13日(日)13:30~16:30
・会場…ウインクあいち(愛知県産業労働センター)11階・1102号室
    http://www.winc-aichi.jp/
・内容…事例研究「遺族年金」
・講師…高木隆司
・受講料…すっきり年金講座修了者3,000円、一般6,000円
      当日受付にてお支払いください。
・申込…11月11日(金)までに左側にある年金相談サービスのHPからお申込みください

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