厚生年金の保険料率が9月から引き上げられるため、10月の月給から天引きされる保険料が少し上がります。
厚生年金の保険料率は2004年(平成16年)の改正以後、毎年9月に0.354%ずつ引き上げられています。今年の8月までは16.766%でしたが、9月からは17.120%になります。
保険料は月給や賞与に保険料率を掛けた額。なおこの場合、実際の月給額などを使うのではなく、月給は「標準報酬月額」に、賞与は「標準賞与額」に置き換えられます。
例えば標準報酬月額が30万円だとすると、8月までの保険料は50,298円、9月からは1,062円上がって51,360円になります。保険料は会社と本人が半分ずつ負担するので、本人負担分は8月までが25,149円、9月からは25,680円です。
本人負担分の保険料は会社が給料から天引きし、それに会社負担分を合わせて国に納めます。月給から天引きできるのは、前月分の月給に対する保険料です。保険料率は9月に上がりますが、9月分の保険料は10月の月給から天引きされるので、天引きされる保険料が上がるのは10月からです。
賞与に対する保険料は、支払いごとに直接その賞与から天引きされます。仮に9月に賞与が支払われると保険料率は17.120%、天引きされる本人負担分は標準賞与額の8.560%です。
2004年改正では、保険料率引き上げは2017年(平成29年)9月の18.300%で上限とされましたが、はたしてこの約束は守られるのでしょうか。
★中日(東京)新聞生活面掲載「みんなで年金」から
【ご注意】本文下の広告は、gooブログに自動掲載される広告で、本ブログの書き手とは何ら関係ないものです。
厚生年金の保険料率は2004年(平成16年)の改正以後、毎年9月に0.354%ずつ引き上げられています。今年の8月までは16.766%でしたが、9月からは17.120%になります。
保険料は月給や賞与に保険料率を掛けた額。なおこの場合、実際の月給額などを使うのではなく、月給は「標準報酬月額」に、賞与は「標準賞与額」に置き換えられます。
例えば標準報酬月額が30万円だとすると、8月までの保険料は50,298円、9月からは1,062円上がって51,360円になります。保険料は会社と本人が半分ずつ負担するので、本人負担分は8月までが25,149円、9月からは25,680円です。
本人負担分の保険料は会社が給料から天引きし、それに会社負担分を合わせて国に納めます。月給から天引きできるのは、前月分の月給に対する保険料です。保険料率は9月に上がりますが、9月分の保険料は10月の月給から天引きされるので、天引きされる保険料が上がるのは10月からです。
賞与に対する保険料は、支払いごとに直接その賞与から天引きされます。仮に9月に賞与が支払われると保険料率は17.120%、天引きされる本人負担分は標準賞与額の8.560%です。
2004年改正では、保険料率引き上げは2017年(平成29年)9月の18.300%で上限とされましたが、はたしてこの約束は守られるのでしょうか。
★中日(東京)新聞生活面掲載「みんなで年金」から
【ご注意】本文下の広告は、gooブログに自動掲載される広告で、本ブログの書き手とは何ら関係ないものです。