＜スキルアップ研修＞遺族年金の事例研究

３週間後にせまった、第７回「年金スキルアップ研修」のレジュメが、ようやく出来上がりました。
今回の研修は、次の２つの遺族年金の事例を解説します。

①２０年前に離婚した夫が死亡して、元妻に遺族年金と未支給年金が支給された！？
②不支給とされて審査請求から裁判にまで至った遺族厚生年金を再び請求できるのか？

①は元々は正真正銘の夫婦ですが、離婚しているので今は事実婚の関係。まずは事実婚を認めてもらうのが前提ですね。夫は共済が長いのでメインは遺族共済ですが、夫が死亡した後に？、夫には厚生年金の加入期間があったことがわかって、これが未支給になります。しかも、この未支給が時効特例にあたるということで、夫が６０歳から死亡した８５歳までの２５年間分が全部もらえるのだそうです。また、遺族共済と遺族厚生がもらえるときの６５歳以後の遺族年金の額はどのように計算するのか。さらには、妻の老齢年金との調整はどうなるのか…などなど、盛りだくさんの内容です。

②は、がんで余命宣告を受けた夫が死亡して、「障害厚生年金の受給権者が死亡した」という要件で、夫の死亡後に、妻が障害厚生と遺族厚生を請求したのですが不支給とされたものです。妻は審査請求、再審査請求を経て裁判にまで訴えたのですが、これを別の要件で再度請求できるのでは？…という事例。障害年金における書面主義の壁、一度不支給とされた事案を別の要件で請求することの是非…などなど、こちらも考えさせる内容ですね。

と自画自賛のスキルアップ研修は次のとおり。どうぞ、どしどしお申込みください！

・日時…１１月１３日（日）１３：３０～１６：３０
・会場…ウインクあいち（愛知県産業労働センター）１１階・１１０２号室
　　　　http://www.winc-aichi.jp/
・内容…事例研究「遺族年金」
・講師…高木隆司
・受講料…すっきり年金講座修了者３,０００円、一般６,０００円
　　　　　　当日受付にてお支払いください。
・申込…１１月１１日（金）までに左側にある年金相談サービスのＨＰからお申込みください

共済年金 休職期間は１/２にして加入期間に反映

１０月１３日のアップ、「共済年金の加入期間が、確認通知書には４２６月とあるのに、年金証書が４２２月なのはなぜ？」の答えです。

この方が加入した共済の中央（東京）に確認したら、「この方には加入中に８カ月の休職期間があります」ということで、どうも休職期間は給付については１月を１/２月として反映するようです。

ということで、８月×１/２＝４月。４月のマイナスが生じます。よって、加入期間は４２６月だけど、給付（年金支給上）は４２２月として扱う。ということらしいです。

ふ～ん。ですね。

なお、この休職期間の扱いが、この共済組合だけの決まりごとなのか、すべての共済で同じ扱いなのかはわかりません。電話では、「ウチはこうしています」という答えでした。

共済年金の加入期間が合わない？

ある男性の共済年金の加入期間について。フィクションです。

この方、警察共済の加入期間が長い方です。「年金加入期間確認通知書」によれば、共済年金の加入期間は次のとおりの合計「４２６月」。

・昭和２０年２月２０日～２１年６月１５日…　１７月
・昭和２２年３月２６日～５６年３月３１日…４０９月

ちなみに最初の１７月は警察共済ではなくて、また一部に陸軍共済が含まれているもよう。二つ目の４０９月が警察共済でしょう。

で、この方が亡くなって妻に遺族共済年金が支給されることになったのですが、その証書の加入期間が「４２２月」。４月少ないのですよ。年金額から計算しても、たしかに４２２月。なんだべなあ～？

先の陸軍共済の関係？　なんか上限がある？　う～ん、わからん。どなたかおわかりの方がありましたら、教えてください。

とうとう泊まらずじまいのニューポートホテル

今年も今月から、三重県労働者福祉協議会のセカンドライフセミナーが始まり、あちこちおじゃまします。

毎年宿泊先に苦労する尾鷲は、今年は他地区とバッティングしたのでsakitaさんに行ってもらいます。

「早いとこ（唯一マシに思える）ニューポートホテルを予約しときなさいよ」といったら、「せんせ、こんなん出ました」と。

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20111001/CK2011100102000104.html

ひえ～～。いつかは泊まろうと思っていたのに、とうとう泊まらずじまいで終わるのかしら。