しいたけブログ

しいたけとゲーム、果てはオーデオの泥沼にはまり込んだ人間の、煩悩まみれな適当ブログ

McIntoshプリメインの音

2016-09-22 10:38:07 | オーデオ
このところは湿った天気の日が多くて憂鬱な。台風が過ぎ去ってもすっきりと晴れてくれないのがまた何とも。早いところ、秋晴れな日が訪れることを期待したいところであります。


そんなわけで、既についったーの方にはつらつらと書いていたりするので例によって焼き直しなのですが、先日アキュフェーズのE-600、マッキンのMA6700とで軽くですが比較試聴ができたので。

以前から言及していたアキュはともかく、何でまたマッキンを聴く気になったかと言うと、まあ存在は当然知っていたものの独特なデザインが合わなそうだなあとか、値段がちょっとなあとか思っていたわけですが、近々価格改定があり値下げされるというニュースを見たのがきっかけでした。これならMA6700はE-600と同程度になるし、MA7900もどうにかなりそうな……というような、すさまじく現金な理由だったわけです。もっとも、MA6700は値上げ前より安くなりそうですが、MA7900は値上げ前に戻るといった感じなのですが。

アンプ以外の機器についてはあまり型番などはよく見ていなかったので多分というところですが、プレーヤーはマランツのネットワークプレーヤー(NA-11S1)、スピーカーはB&Wのブックシェルフ(805D3)でした。

ひとまずハードウェア的な部分からということで、ボリュームやら何やらを触ってみると、さすがにこの辺はE-600の圧勝。とにかくボリュームに重量感があり、回した時の質感にはほれぼれとします。セレクターの方も同様に重みあり。一方MA6700のボリュームはと言えば、E-600のそれを触った後だともうどうしようもないくらいに軽くて抵抗感もなく、くるくると回ってしまいます。ボリュームは本体のディスプレイに%表示されるのですが、1%刻みで調節しようとすると行き過ぎてしまうこともしばしば。

個人的にやはりこれが付いているものが欲しい、と思うメーターですが、E-600はバーグラフメーターを、MA6700はお馴染みの針式メーターを装備。青く輝くブルーアイズメーターはやはり目をひきますが、E-600のメーターもなかなか手が込んでいます。A-70などにも同系統のメーターが装備されていますが、これは部品の輝度を揃えるのが結構大変だったりするのではないだろうか……


そして肝心な音について。まずE-600の方は、解像度が高くて非常にきれいな音だと。静けさとともにある、という表現がしっくりくるような、背景が非常に静かな音に思えました。以前聴いたA-70の方が、もう少し太い音だったような。しかし確かにいい音だし、心地よい静謐さもあるのだけれど、なんだか素直過ぎるというか、あまり心に響くものがなく。ハードウェアの質感は素晴らしく、所有欲をかき立てられるのですが、実際に音を聴いてみると購入意欲が今ひとつわいてこないというような。アキュフェーズのプリメインでは他にE-370を聴いたことがあったのですが、この時も同様に感動がなく。最上位機種ならば変わるものがあるかと思ったのですが、やはり音の傾向は似通っているようです。

そしてMA6700。E-600の音と比べると解像度はだいぶ落ちるしややスローになるものの、一聴して「ああ、いいなあ」と思わせる躍動感や音の楽しさのようなものがそこにありました。自分がよく聴くタイプの曲については、こっちの方がより楽しく鳴ってくれそうだと。E-600にはあまり感じることができなかった、エネルギー感のある音だと思いました。かといって鬱陶しいほどの暑苦しさや油っぽさはなく、いい塩梅になっているのではないかと。マッキンでもプリメインはわりと薄口(特に最近のモデルは)と言われることもあるようですが、自分にはこのくらいがちょうどいいかなと思います。


そんなわけで、まあこれはマッキンにするしかないかなあというところですが、問題は6700と7900のどちらを目指すか。結局最後にはバイパスしてしまうような気がするものの、やはりMA7900の5バンドイコライザーには魅力があり。MA6700のシンプルなフロントデザインがちょっと寂しく感じてしまうというのもありますが……しかしその価格差20万円(値下げ後)であり。そもそも6700でも相当なお値段なのに、さらにそこからとなると厳しいものがあるが、しかし後々後悔しないようにしたいし、と本当に悩ましいです(実際だいぶMA7900の方に傾いてますが)。どちらにせよ買えるのは冬以降かなと……
コメント
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