Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

愛国心

2006-04-13 14:22:25 | ニュース
愛国心のことで、もめているようですね、いろいろと。教育基本法の改正で、
愛国心を意味する言葉をいれるかどうかで、政治家の人たちの間で意見が
別れていたようです。最終的には、朝日新聞の見出しのごとく「寄木細工」の
ような形で愛国心を意味する言葉を入れたようですけど、何はともあれ
よかったです。

「愛国心」という言葉は、軍国主義を想起させる、というのが、慎重派の
人たちの意見でしたけど、愛国心があるせいで戦争が起きるわけではない
ことくらいは、わからないわけでもないでしょう。ちょっと、神経質すぎる
のではないでしょうか。戦争が起きるのは、軍部のトップクラスの人たちが
正常な判断力を失った場合だけのはずです。

現代社会で、愛国心とはどういうことか。アメリカの音楽を聴くと、愛国心が
ないことになるのか。スパゲッティを食べたら、愛国心がないことになるのか。
外人さんのいるパブなどに行くと、愛国心がないことになるのか(フィリピン
パブ、モンゴルパブ、コリアンパブ、最近ではロシアパブだのポーランドパブだの、
日本語も英語も通じない女の子がいるところもあるらしいが、そんなところに
行って何が楽しいのか。あ、決して外国人差別の意味ではないですよ)。

今、ほとんどすべての日本人は、正しい意味での愛国心を持っていると思います。
たとえば、牛肉輸入問題。アメリカの高圧的かつ大雑把な態度に怒りを覚えて
いるのは、私だけではないはず。日本の食文化、日本人の健康が、一部の
外国のおバカな政治家におかされていい、と思っている人はいないでしょう。
それだけで、立派な愛国心ではないでしょうか。

確かに、「はいはい、狂牛病だろうが何だろうが、かまいませんよ。
じゃんじゃん輸入しますよ、はいはい」と『愛国心』をなくしてしまえば
貿易摩擦もないでしょうし、軋轢も生まれないでしょう。でも、それでは
ただいいように利用されるだけです。沖縄からグアムへの移転だって、
全額負担しろ、と言われて、「はいはい」と返事することになってしまいます。

やはり、それではだめなはず。日本を愛し、日本文化を誇りに思い、大切に
したいという心は、必要でしょう。他国の侵略や干渉を許さず、自由と平和が
約束されている国を守る。そういう意識は必要なはずです。というか、わざわざ
明文化する必要があるのかどうかすらわかりません。1つだけ心配なことが
あるとすれば、「伝統と文化を尊重し」という文言。これにこだわりすぎて、
閉鎖的で進歩しない文化が奨励されるようなことのないことを祈ります。