弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

書くことにおける強みーそれでも書くならばーノベルゲームのライター

2019-01-22 21:38:08 | 趣味(全般
昔は小説が好きで新聞部で書評を書いたことがある(担当は書評とコラム)。
その時代に好んでいたのは、ソフトミステリー。宮部みゆきや貴志祐介。それと高村薫、海外のもの、その後は伊坂幸太郎。

いわゆる、純文学はほとんど読んでいない。読んだのはドストエフスキーくらいか。

大学時代に友人からノベルゲーム(18禁含む)を貸されて以来、ノベルゲームを細々とやってきた。小説の出番は減ってしまった。
(伊坂幸太郎が大学の大先輩なので、伊坂幸太郎には特別な想いを抱いていたのだが、最近の作風は軽すぎて・・・)

ジャンルもそうだが、基本的には小説家やライターで読む作品を決める。
なので、ノベルゲームライターにも好き嫌いがあってライターで固め読みしている。

シナリオライターにも有象無象色々いるが、例を挙げるなら、
奈須きのこ。fateシリーズで有名だが、元の出発点(18禁ノベルゲー)を忘れているので嫌いになった。
他は虚淵玄などが他の分野での活躍が目覚ましいが、大体はライトノベルやアニメで活躍している。

アニメは観るがライトノベルは読まない。注目しているライターがどんなものを出しているかは把握しているが。。

因みに、読書経験の元の元を訊かれれば、多分、自分の原点は「ずっこけ三人組」という少年期向けの本なのだが、ミステリーと共通するものがあるであろう。


話が飛んだ。
友人曰く、奈須きのこは諸々の創作物に関して一つの世界観しか持っていない。いわば、0を1にする(世界観を形にする)ことで、目下、その世界観がうけている。逆に言うと、その世界観しかない。

虚淵玄は1を100にする人だという。他人の元があるものを膨らませる才能がある。

別にどちらかに当てはまる必要はないが、SFやファンタジーだとそういうことになるのだとも思う。

ここからが本題。

小説家になれると思わないし、他の媒体でシナリオを書けると個人的に思っていない。
だが、もし趣味でも書くならば・・やはり、強みというのが必要だ。
強みと言うのは最初に書いた伊坂なら軽妙な台詞回し、高村薫なら重厚な描写。宮部みゆきなら世界観の創出と社会問題への敏感さ。
そういったもの。

一応意識はしていた。が、去年、小説紛いのものを書こうとしたときには、自分の何が強みなのかを勘違いしていた。
私はそれを経験に求めていた。でもそれは違う。

強みがあるとしたら、経験から得たものだ。経験そのものではない。
経験だけだと拡がらない。
更に、謎は好きだが、謎解きの呈示が強みではない。

先ほどの区分で言えば、多分、0を1にするタイプではないのだ。

何かについて表現し語るすること。本業の哲学の領域で考察し表現することが適しているものと、小説に適しているものとは重なる部分はある(例としてサルトル)。使い分けるのは難しくて悩んでいたが、別個にやっていければいいのかもしれない。

という訳で、近々、情報集めと読書から始めてまた書いてみようか。


コメントを投稿